お祭り

三社祭2017の日程と神輿ルート、宮入順番と時間を紹介

毎年5月20日前後に行われる浅草三社祭の日程が決まりました。
三社祭といえば各町神輿の宮入渡御と本社神輿。この神輿の運行される時間やルートは観覧する場合に重要なことです。
この記事では三社祭の日程と神輿ルート、宮入順番と時間など見学に必要な情報を紹介していきます。

 

三社祭2017の日程と人手予想

三社祭は、浅草寺ではなく浅草神社の例大祭のお祭りです。

もともとは浅草寺のご本尊様である観音様をお参りする3人の神様を祭神としてお祭りなんです。

三社祭の正式名称は「浅草神社例大祭」と呼ばれています。

三社祭という名前は、この浅草神社が三社権現(さんじゃ ごんげん)、三社様(さんじゃ さま)と呼ばれていることからそのお祭りとしてこの三社祭という名前が有名になっています。

例大祭という言葉自体は神社で年に1回行われる祭りのため名前の差別化としてもいいですよね。

このお祭りは同じ東京都内で行われる神田祭、山王祭、深川八幡祭とは異なり毎年行われます。

3基の本社神輿が浅草氏子町を回る本社神輿渡御、浅草氏子町の神輿連合渡御が有名です。


平成29年度(2017年)三社祭日程
5月19日(金)・20日(土)・21日(日)

現在の三社祭では3日間で約180万人の人出が見込まれています。

2016年のように天候に恵まれた場合は200万人を超えることも。
特に3日目の本社神輿渡御では100万人を超える人手があります。

13日(金)200,000人
14日(土)780,000人
15日(日)1,030,000人
 合計 2,010,000人

今年も天気によっては200万人超えが十分ありえるのではないでしょうか?

それでは3日間の各日程について確認しておきましょう。

 

5月18日(木)

午後7時 本社神輿神霊入れの儀(ほんしゃみこしみたまいれのぎ)

本社神輿へ浅草神社の御神霊(おみたま)をお移しする儀式

三社祭の日程に含まれていないこの日。

厳かに夜になってから本社神輿神霊入れの儀が行われます。

 

5月19日(金)

午後1時 大行列 ※雨天中止

お囃子屋台・鳶頭木遣り・びんざさら舞・白鷺の舞などが行列をつくって浅草の町を歩く。

このイベントに関しては雨が降る中止になってしまうんです!

これは無視できない話ですよね!ぜひ晴れて欲しい!

 

午後2時20分 びんざさら舞奉納(社殿) 無形文化財「びんざさら舞」の奉納が浅草神社に於いて行われる。

午後3時 びんざさら舞奉納(神楽殿)

午後3時30分 各町神輿神霊入れの儀(かくちょうみこしみたまいれのぎ) 

 各町会の神輿へ御神霊(おみたま)をお移しする儀式

びんざさらとは?

三社祭で催される 五穀豊穣を祈願して行われる舞で 田楽の一種になります。

演者は派手な衣装を着て、びんざさらをすり鼓を打ちながら さまざまな音を出して、豊年や悪霊退散を願って踊るものです。

竹、あるいは木の薄片数枚から百枚前後の上部を紐で束ねた楽器を使用した民俗芸能です。

 

5月20日(土)

午前10時 例大祭式典(れいたいさいしきてん)

正午 町内神輿連合渡御(ちょうないみこしれんごうとぎょ)

氏子各町連合渡御 浅草氏子44ヶ町の町内神輿約100基の渡御。
 浅草寺本堂裏広場に参集した神輿が、一基ずつ発進。浅草神社でお祓いを受けた上で、各町会へ渡御。

午後4時 奉納舞踊(神楽殿) 浅草観光振袖学院

午後5時 巫女舞奉奏(神楽殿)

 

5月21日(日)

午前6時〜
宮出し
本社神輿各町渡御(ほんしゃみこしかくちょうとぎょ)
宮入り

本社神輿3基が各町会を渡御します。
3基の神輿が、同じルートを通らず、浅草周辺を東部、西部、南部にわけてそれぞれを1基で回ります。
そのため3基の神輿が揃うのは出発時の浅草神社だけとなります。

渡御順路はここをクリックして下さい。

 一之宮:西部
 二之宮:南部
 三之宮:東部

一方で浅草神社の境内内では祭事が行われるので神輿を見送った後芸能を楽しんでもいいかと思います。

午後2時 巫女舞奉奏(神楽殿)
午後3時 奉納舞踊(神楽殿) 東京浅草組合
午後4時 太鼓奉演(境内) 日本太鼓道場

午後6時 雷門通りから馬道通りにてお祭り広場を開催 ※交通規制有り 主催:浅草観光連盟

宮入り後 本社神輿御霊返しの儀
(ほんしゃみこしみたまがえしのぎ) 本社神輿へお移り頂いた御神霊(おみたま)を本殿へお戻しする儀式

 

 

三社祭の神輿連合渡御ルート宮入順番と時間を紹介

三社祭の各氏子町の神輿連合渡御は昼前後に浅草寺の裏手に集合し、順番に浅草神社に参拝し各氏子町に帰って行くという方式がとられています。

44の氏子町の神輿約100基のうち44基が集まります。

町神輿は町会それぞれ所有されており、町会毎の性質が色濃く出ています

もちろん、浅草寺の裏手に来る途中も神輿を担いでくるので見るほうも十分楽しめます。

三社祭に参加する全神輿を見たいということであれば、この昼前後の各氏子町の浅草寺入りと参拝後に帰っていく時間帯に浅草寺の敷地内にいることいなります。

特に各氏子町で、参拝後のルートが異なるので浅草神社の鳥居前にいることが重要です。

また全ての神輿が浅草寺の大きな門をくぐるわけではないので注意が必要です。

東部と西部の氏子町は仲見世通りに向かいません。

なお、浅草寺の南側から進入する神輿は雷門をくぐり仲見世通りを通過します。

このとき、雷門の大きな提灯が半分くらい折りたたまれている姿を見ることが出来ます。

これはこの神輿通過時のみの光景なので見逃せません。

また、歴史ある仲見世通りと通過する神輿の姿も絵になりますので特に写真をとる人にとっては見逃せないところですね。

ちなみに浅草神社を出た各神輿のルートは公式には存在していません。

そのためどこかの神輿についていく形になります。浅草寺から離れれば観客の数も減ってきますのでそういったところまでついていくのもいいですね。

三社祭の神輿ルートの宮出し時間は?本社神輿の重さは何キロ?

 

 

三社祭の本社神輿渡御ルート宮出、宮入時間を紹介

三社祭の最終日は本社神輿の渡御。

最終日ともなり担ぎ手たちの盛り上がりはかなりのものになります。

3基の本社神輿は朝7時過ぎには浅草神社を宮出しし浅草寺周辺の44の氏子町を回ります。

三社祭の3基の神輿はそれぞれ西部、南部、東部と分かれて別々に氏子町回りをするので3基の神輿が揃うのは浅草神社内のみなんです。

3基の神輿を見たい場合はこの朝一番の宮出しを見学するか夜19時過ぎの宮入のタイミングになります。

 

宮入では3基の神輿が同時には到着するわけではないうえに結構暗い時間なのでがんばって朝7時の宮出しを見学したいところですね。

本社神輿は各氏子町で順番に担いで所定の場所で引き継ぎを行いながらルートを回ります。

引き継ぎの作法も厳格に決められているので見出し後はどれか1つの神輿について周り引き継ぎなども見たいですね。

三社祭の伝統でしょうか、結構引き継ぎは緊迫した雰囲気で行われますので見ているこちらも緊張します。

三社祭の神輿ルートの宮出し時間は?本社神輿の重さは何キロ?

 

 

本社神輿紹介

3基の本社神輿はそれぞれ一之宮、二之宮、三之宮と呼ばれています。

一之宮には土師真中知命、二之宮には桧前浜成命、三之宮には桧前竹成命と神様の御霊を乗せています。

土師真中知命は「はじのまつちのみこと」

桧前浜成命は「ひのくまはまなりのみこと」

桧前竹成命は「ひのたけなりのみこと」

と読みます

 

この3神は浅草寺の創設に関わった人になります。

桧前兄弟が漁の最中に川で観音様の像を引き上げたことにより始まります。

そして桧前兄弟が引き上げた像を調べ観音様と伝えたのが土師真中知。

桧前兄弟が出家して像を祭った建物が浅草寺の始まり。

この浅草寺の創設に関わった3人を後の子孫が祭るために建てたのが浅草神社となります。

 

一之宮が西部各町渡御、二之宮が南部各町渡御、三之宮が東部各町渡御を行います。

戦前の浅草神社には300年の歴史を持つ神輿があったという話も残っています。

しかし第二次世界大戦のおり、全て消失、戦後に新たに氏子町により作成され奉納された3基が今に到ります。

 

 

三社祭神輿観覧場所のお勧め

浅草神社の前というのはもちろん観覧場所としてはお勧めです。

でも、神輿とその周辺のたくさんの人たちの姿を上から見下ろせる場所があるんです。

それが

浅草文化観光センター

所在地:東京都台東区雷門二丁目18番9号

雷門の道路を挟んだところにあります。

このビルの8階には展望テラスがあり、雷門から仲見世方面を上から眺めることが可能なんです。

神輿が出てくる時間に上から見学するのもいいかもしれませんね、

そうはいってもここも観光地の1つとして以外と知られています。

ある程度の混雑は覚悟していく必要がありますが上から神輿の活気を楽しめる場所だと思います。

 

 

浅草三社祭2017まとめ

浅草三社祭は毎年行われるのでありがたいですよね。

神田祭h2年に1回、深川八幡祭りに至っては3年周期。

浅草三社祭は他のお祭りに比べて荒々しいというか緊迫感が高い感じがします。

ここ数年は落ち着いてきた感じもありますが、それでもやっぱり他の祭りとは違う雰囲気があるような気がします。

2017年の浅草三社祭の日程は5月19日(金)・20日(土)・21日(日)の3日間。

お神輿は青空の下でこそ輝いて美しいですからね。

是非お祭りの日程では晴れてほしいと思います。

 

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。