こどもの日

運動会の望遠レンズでお勧めの倍率は?子供を大きく撮る方法

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運動会で望遠レンズを使って子どもの写真を撮る方法

運動会で撮影するには、みなさんはどのくらいの望遠レンズを使っていますか?

「先日55-200mmのレンズで最大にして撮影したのですが、思ったより大きく撮れませんでした。」

なんて話を聞きました。

じゃあどれくらいならいいのかって話ですね。

自分は300mm程度の安い望遠レンズを使用していますが狙った写真も撮れています。

その方法をお教えしますね

ところで、シューティングベストってご存知ですか?

よくカメラマンが来ている袖がなく、ポケットの多いべストですね

これ着て、指先の無い手袋をして、それなりに大きなレンズをつけているとあなたはカメラマンに見えます

これでもう競技の邪魔にならないようにすれば多少無茶な場所から撮影することも可能です。

学校の雇ったプロのカメラマンだと思われるわけですね

これで写真は撮り放題です

って、そんな冗談はさておき、運動会での望遠レンズはどれくらい必要か?という質問にお答えします。

 

  

運動会の望遠レンズでおすすめの倍率は?

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子どもの運動会で一般的な一眼レフカメラを使用して写真を撮る場合に使用する望遠レンズとしては300mm程度あれば十分と思います。

入門用のデジタル一眼レフの機種でキャノン、ニコン、ペンタックス、ソニーといったものの製品はAPS-Cというセンサーのサイズとなっています。

この場合、300mmのレンズを使用すると実際は約1.5倍の450mmのレンズとして使用することになります。

パナソニックやオリンパスであれば2倍の600mmのレンズとになります。


人の目の画角は50mm程度と言われています。

ですので450mmというのは人の目の9倍の大きさでものを写すことができるんです。

さらに、一般的なレンズのお値段として、300mmまでのレンズであれば廉価版が存在するんですね。

安くてオススメな300mmのレンズというと自分はSIGMA製のレンズを推奨します。

理由は、品質が良く、安い割にシャープに写ると感じているからです。

お値段は2万円を切るくらいです。

安くても、初心者向けの一眼レフに付属しているレンズと比べても悪くはありません。

マイクロフォーサーズ製のレンズは若干高めですが3~4万円程度

もちろんレンズの世界には300mmよりも遠くまで写せるレンズもありますが、値段が一気に上がります。

安いSIGMA製のレンズ(150-500mm)で7~8万円前後してしまいます。

廉価版でこの値段な上に、けっこう大きいレンズで重さもアップです。

私はレースを撮影するために50-500mmというレンズを持っていますが流石に運動会には持って行かないですね。

その理由は次の章で書いていることが運動会の撮影では重要だからです。


ちなみにテレコンって呼ばれる、レンズの倍率を上げるレンズも売ってます。

しかし使用頻度も少ないですし、値段も安くなく、重要な画質の低下もあるので本当に必要な場合以外はお勧めしません。

オートフォーカスが効かなくなるものがほとんどですし。

マニュアルでピントを合わせるとか難しいですよね?

 

 

運動会で望遠レンズを使う場合のカメラの設定について

運動会はたくさんの子どもが一度に競技を行います。

なのでピントを中央一点にするようにしてください。

そうしないと手前の子どもにピントがあってしまい肝心な自分の子どもがぼやけてしまいます。

大事なのは中央一点で、確実に自分の子どもを捕えた写真を撮ることです。

競技の撮影にもう1度はないので、確実に写しましょう。

カメラの設定方法については、各カメラのマニュアルで確認してくださいね。

 

 

運動会で望遠レンズを使って子どもを大きく撮る方法

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運動会で子供を望遠レンズで大きく撮ろうと思ったら、一か所にいてはダメです。

まずは以下を事前に確認しておくことが重要です

  • 子供の出場する種目
  • その種目でどういった写真を撮るか(入場、走っている最中、ゴールの瞬間など)
  • その種目の動き(どこから入場?スタートはどこ?ゴールは?どこのポイントがねらい目?)

この3つを抑えて、撮る瞬間を決めたら、場所を移動するのです。

大抵の人は最初に決めた場所から動かずにぜんぜん遠くから撮影していたりします。

これではダメです。

だいたいの親は、自分の子どもの出場している競技以外は興味ありません。

最前列なのに場合によってはシートだけひいて誰もいない、もしくは留守番で一人の場合があります。

こんな場所を見つけたらチャンスです。自分の子どもが出場しないんですね。

この場合は声かけて

「子どもがでるので、ここから少し撮影していいですか?」

これでたいていは快く場所を貸してくれます。

ダメなら、心の中で「なんだよケチ」と言って移動しましょう。


子供の出場する競技ではベストな場所を探して移動するのです。

必要なのは望遠レンズだけではなく、撮影するあなたのやる気なんですよ。

まずは、レンズよりも自分の足でベストなポジションを探すことが重要です!!

 

 

運動会で望遠レンズを使って撮った写真を拡大してプリントする方法

頑張って足で稼いで写真を撮影したけど、こどもがあまり大きく撮影できなかった。

そんあ場合もまだ諦めてはいけません。

デジタル写真は、拡大することができます。

それをトリミングと言います。

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   ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓トリミング

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トリミングはカメラ本体からも行うことができます。ぜひマニュアルを読んでみてください

WindowsであればGIMPといった無料のソフトウェアで十分です。

注意するのは

  • 縦と横の比率を変えないように切り取ること
  • あまりアップにし過ぎないこと

この2つ。

特に2つ目は自分の子どもメインにし過ぎて回りの状況が解らない写真になってしまうことですね。

あくまで○○をしている我が子という写真を残すようにしましょうね。

 

ちなみにトリミングすると画質は低下しますが、最近のデジカメは高画素化が進んでいるのでL版サイズでプリントする分にはほとんど影響がありません。


写真を拡大するうえで重要なのは、写真がぶれていないことです。

ぶれていると、拡大したときにぼやけていることが余計はっきりしてしまいます。

最近のカメラは手ぶれ補正がついていますが、重要なのはシャッタースピードです

シャッタースピードが早ければぶれも小さくなります。

だいたい200分の1秒以上であればそうそうぶれるような写真は撮らないと思います。
(晴れていれば普通にとってもこれより早いシャッタースピードになります)

ちゃんと、脇を締めてシャッターを押す瞬間にぶれないように確実に撮影してくださいね。

上の写真はオートで撮影していて天気もよかったので800分の1秒となってました。

 

 

まとめ

なんだかとっても長くなってしまいました。

最後まで読んでくれた方はありがとうございます。

やっぱり、運動会というより子どもの記録を残したいと思うなら写真撮影は努力が必要ですね。

カメラやレンズだけでは限界があります。

自分で動いて、いい思い出写真を残してくださいね。

 

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました