身近な人がなくなって最初のお盆、それが初盆(新盆)っていうんですね。
実際何をやっていいのか解らないってことありますよね
自分もそうでした。
そもそも初盆の日に何をやって、その前後の日には何をやらなければいけないのか?
お坊さんを読んでお経を読み上げてもらうなら御布施はいくらくらい包むのがいいの?
お墓参りもしないといけないですよね。
初盆では何を用意しなければならないのか、どういう日程になるのかを纏めます。
目次
初盆って何をするの?
人が亡くなって、四十九日の忌明け後に初めて迎えるお盆を新盆(にいぼん)や初盆(はつぼん)と言います。
故人が仏になって初めての里帰りの日になります
故人の家では、お盆の入りに精霊棚(しょうりょうだな)を用意し、供物をお供えします。
これに合わせて近親者は盆ちょうちんを贈り、初盆を迎える家では、身内や親しい人たちを招きます。
近親者は盆提灯を贈りその家の者は身内を呼んで、お経をあげてもらって盛大に供養するそうです
そんな初盆の当日前後に行うお盆の流れを簡単に説明します。
初盆前
初盆の日にお墓参りをするので、お墓の掃除をしておきましょう。
初盆前日
迎え火を炊きます(盆提灯に灯りを灯します)
初盆当日
お墓参りに行きます。
菩提寺のお坊さんに自宅まで来てもらいお経をあげてもらいます。
(棚経:精進棚の前で読経してもらうので棚経といいます)
その後、参会者で会食をします。
寿司など出前や煮物などの和食
初盆翌日
夕方に送り火を灯します(盆提灯に灯りを灯します)
正しい話をすると8月に入ってからや15日の前後もいろいろはやることがあります。
でも自宅の宗教的な決まりごとがなければこの一日と前後だけでいいかもしれませんね。
新盆で位牌を安置する精霊棚の準備方法
新盆では位牌を安置し、季節の果物や個人の好物などをお供えする棚を用意します。
仏壇ではないんですね。
仏壇はご先祖様を祭るもの、新盆で故人が返ってくるの場所が精霊棚になります。
低めの小さなテーブルに真菰(まこも)のゴザを敷きます。
その上に位牌を置き、季節の果物や個人の好物などをお供えします。
お盆の風物詩でもある精霊馬をお供えします。
茄子で作った牛やきゅうりの馬が一般的ですね。
精霊馬には「ご先祖の霊が牛に荷物を引かせ、馬に乗って行き来する」という言い伝えがあります。
ほうずきや粟などを吊るしたり、笹だけや色紙、五如来幡を飾ったりします。
そんなに豪華に飾るものではないので100円ショップで揃えられそうですね
初盆のお坊さんへのお布施はどれくらい?
新盆の場合は、1万円から3万円です。
(普段のお盆の場合は3千円から1万円ぐらい)
表書き「御布施」とします。
自宅に来てもらう場合は「御車代」として5000円を包みます。
地方や宗派によってさまざまですので、必要であれば菩提寺に確認してくださいね。
※菩提寺(ぼだいじ)
代々その寺の宗旨に帰依して、(先祖の)位牌を納めてある寺。菩提所とも呼ばれる。
ここでいう菩提とは「死後の冥福」を指し、菩提を弔う寺院という意味である。
お盆の時期は混みますので日程を決めたいのであれば早いうちから問い合わせして日程を調整した方がいいですよ。
自宅と菩提寺の距離が離れている場合は、お寺でお経をあげてもらうということもあるようです。
お墓参りとお経が一緒にできるので便利ですよね。
そこも菩提寺と調整してくださいね。
初盆の実施時期はいつ?
人が亡くなって、四十九日の忌明け後に初めて迎えるお盆に実施します。
新暦でも旧暦でも暦どおりの日付なら7月15日がお盆になります。
しかし、現在は全国的には8月15日の月遅れ盆をお盆というのが一般的ですね。
もし8月15日までに四十九日の忌明けしない場合は、翌年のお盆が初盆になります。
単純に人がなくなった直後のお盆ではないんですね。
勘違いしないようにう注意しましょう。
初盆の法要に参列してくれた方々へのお返し
初盆では親族からは「御ちょうちん代」、親しい知人・友人からは「香典」を貰うことがあります。
この場合のお返しですが、会食の場がお返しとなり、お礼の品物を渡す必要はないといわれています。
しかし、それなりの金額を包んでくれているので、お返しがないというのも忍びない。
そこで高価ではない引き出物をお土産にします。
お盆は夏の時期ということもあり、お茶やそうめん、水菓子などが一般的にお返しの定番となっています。
まとめ
初盆って何をするのかわからずに調べ始めました。
とりあえず、初盆でやることを中心にまとめてみましたが、実はまだまだ調べなければいけないものがあります。
服装はどうするの? 遠方で参加できない場合はどうするの?
まだまだ疑問のある初盆のマナー
追加で調べて情報をアップしますね