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雷に当たる確率は当たるとどうなるの?雷を避ける方法まとめ

雷が人に当たる確率ってどれくらいなんだろう。雷に当たるとどうなるんだろう。
夏になると台風と一緒に気になるのが雷。
最近はゲリラ豪雨の時に雷の発生も増えています。
今回の記事では雷が人にあたる確率や当たるとどうなるのか知っておくといざという時安心です。

 

雷に当たる確率は?

夏の風物詩というと夕立と雷、台風ですね。

でも最近は夕立と雷は昔と異なりゲリラ豪雨って呼ばれるくらいすごい状態になることがありますよね。

2017年8月19日は東京都内をとんでもないゲリラ豪雨と雷が襲いました。

ここ最近はほんと雷の音を聞くことが増えてきたと思いませんか?


そんな雷に人が当たってしまう確率はどれほどのものなのか?

落雷にあう人の数は10年間の平均で14.8人。(2000~2009年データ、警察白書より)

死者行方不明者は、年平均3.0人となっています。

これは落雷がすぐ近くにあった、水面の水で感電したなども含まれるので厳密に雷に直撃した場合とは異なります。

雷に直接当たった場合は33%の死亡率とのことです。


じゃあそもそも雷に当たる確率はどれくらいかというと

具体的な数値は公開されていませんが

1000万分の1

と言われています。

実はこの1000万分の1は宝くじで1等を当てる確率と同じなんです。

あなたは宝くじを購入するとき1等を期待するでしょうけど当たるとどれくらい考えているでしょうか?

期待はしていても実際1等が当たるなんて考えませんよね。

雷が直接あなたに落ちる確率はこのくらい低いんです。

 

ちなみに飛行機事故に合う確率は

アメリカの国家安全運輸委員会(NTSB)の調査によると、飛行機に乗った時に墜落する確率は0.0009%だそうです。

10万分の1ってところでしょうか?

飛行機事故に合う確率は雷に当たる確率より全然高いってことですね。

ちなみにこの数字は世界の場合で国により確立は異なるので日本はもっと低いでしょう。

おまけですが日本では自動車事故に合う確率は飛行機事故よりはるかに高いんですよ。

 

ここまで説明すると雷に当たる確率は非常に低いということになりますね。

でも、実際雷にあたると非常に危険なことには変わりありません。

雷に当たると実際どうなってしまうのか?

 

 

雷に当たるとどうなるの?

落雷により死亡した場合の直接的な死因は、呼吸停止、心肺停止です。

人に雷が直接落ちた場合は雷の電流の流れ方によって2つのパターンがあります。

このパターンによって死亡率も大きく異なってきます。

・電流のほとんどが、体内に流れ込む。(死亡率高い)

・電流のほとんどが、人体表面を通って地面に流れる。(直撃落雷の生存者の大多数)

出典:雷の知識(雷対策・落雷対策):あおば屋

 

イヤホンや金属を身に着けていると電流が人体表面を通って地面に流れるという話です。

雷は金属を身に着けていると落ちると言われていたことありませんか?

実は金属を身に着けていてもいなくても落雷を引き寄せる確率は同じという話なんです。

 

それを証明するかのようにこんな話もあります

2009年に雷の直撃を受けた少女がipodで音楽を聞いていたために助かったという話です。

これは雷が落ちた時電流がイヤホンを伝って流れたため心臓への影響がなく助かったという話があります。

実際当時着ていた服にはイヤホンのケーブルに沿って焼け焦げた跡がありました。

Saved by my iPod: Girl survives lightning strike after wire diverts 300,000 volts

 

また、金属を身に着けていることで電流が金属側に流れ結果として心臓への影響を減らすことができるそうです。

だから雷が身に着けている金属に向かって落ちるというのは迷信と判断していいですね。

雷は金属におちるわけではなく高い場所に落ちるということなんですね。

 

空気中を伝わって落ちてきた雷が人のつけている金属に向かって向きを変えるという考え方もおかしいと言えばそうですよね。

よって落雷の直撃を受けた場合にも助かるためにはイヤホンをつけて金属を腕に付けている方が生存の確率はあがると見ていいですね。

では最後に雷がなったらどこに避難するべきなのかを確認しておきましょう。

 

 

雷を避ける方法

木の下で雨宿りは危険

雷が鳴れば雨が降る、だから木の下で雨宿りなんてことを考えますよね。

でも高い木のすぐ近くは危険なんですよ。

上でも書きましたが雷は高いところに落ちる傾向が強いです。

木や電柱、鉄塔、煙突。

近くにある背の高い建物から4メートル以上離れる必要があるんです。

また、建物のてっぺから45度の角度の範囲が安全とのこと。

この一番高い場所から4メートル以上離れたところで45度の角度より内側が比較的安全と言われています。

このエリアを保護範囲と呼ぶそうです。

だから木の下は安全ではないということを覚えておいてください。

引用:http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/hogo.png

 

また安全な保護範囲にいても地面に伏せることは危険で下記のような姿勢でいることが安全だそうです。

でも、雷が鳴れば雨も降りますよね、4メートル離れると当然雨宿りできませんし、つま先立ちは結構辛い恰好ですね。

①頭を下にかがめる(できるだけ姿勢を低くする)
②両手で耳をふさぐ
③足の両かかと同士を合わせる
④つま先で立つ

引用:https://car-rider.jp/weblog/%E8%B1%86%E7%9F%A5%E8%AD%98/%E8%90%BD%E9%9B%B7%E9%81%BF%E9%9B%A3%E6%96%B9%E6%B3%95/

 

鉄筋コンクリート製の建物は安全

もちろん鉄筋コンクリート製の建物も安全です。

これは雷が建物の表面を通って地面に流れるためなんですね。

あくまで表面なので軒下にいるとかは危険です。

 

建物内でもコンセントの近くは雷の電流が流れてくることがあり危険と言われています。

これは雷の非常に大きな電流で誘導電流が発生し異常電流として電線やケーブルに流れることでコンセントに接続されている機器が破壊されることがあるんです。

だからコンセント経由で接続されている家電に手を触れていると感電の可能性があるんです。

 

「大抵の建物には建物の一番高いところに避雷針が取り付けられているよね。

 雷は高いところに落ちるから避雷針に落ちた雷はケーブルに従って地面に流れるんですよね。

 だから避雷針があれば大丈夫なんでしょ。」

と言われますが実は避雷針が無い建物が多いんです。

 

日本では20メートル以上の建物には避雷針の取り付けが義務なんです。

この20メートルって意外に大きくだいたい5階建ての建物が20メートルの境になります。

20メートルに満たない建物には避雷針がないことがほとんど。

一般住宅には避雷針がないってことですね。

 

周辺に住宅より高い建物が無い場合は避雷針をつけておいた方が安全なようですね。

それでも上で説明している異常電流は避雷針があっても発生してしまうんです。

自宅に雷が落ちた時は家電が全滅ということになります。

これを防ぐためには家のブレーカーに避雷器をつけることで防げるそうです。

 

自動車の中は安全という話

雷が車におちた場合、自動車内は比較的安全なんです。

自動車の屋根に落ちた雷はそのまま雷の外装を伝わって地面に落ちるんです。

だから内部は比較的安全なんですね。

もちろん、雷は車の表面を伝わるので雷が鳴っているときは自動車の中でもできるだけ内側にいた方がいいってことですね。

同様の理由で電車やバスの中も安全っていうことになります。

過去に電車に落雷がありケガ人が出なかったとうニュースがありました。

でも雷の直撃を受けた電車は動けなくなるのでその後は大変なことになりますけどね。

ちなみに当たり前のことかもしれませんが、屋根のないオープンカーでは防げないですからね。

 

 

雷に当たる確率は当たるとどうなるのまとめ

というわけでいかがだったでしょうか?

雷が人に直接落ちることが非常に稀ということ。

自動車事故や飛行機事故より当たる確率が低いということ。

雷心配するなら目の前の道路を注意した方がいいってことですね。

でも宝くじのあたる確率と同じということで宝くじがいかに当たらないかということも証明できちゃいましたし。

雷は建物の中、電車や自動車の中にいれば安心ということで雷が鳴り始めたら早目に建物があるところに移動しましょう。

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。