長崎県にある軍艦島。
2015年に世界文化遺産に登録されて訪れる人が一気に増えましたね
軍艦島で上陸ツアーが始まったのが2009年。
そのころはただの廃墟マニアの聖地みたいな感じでした。
そんな廃墟な感じが素晴らしいと評判の軍艦島へ上陸ツアーを行っている会社を紹介。(比較は長くなるので別記事で)
軍艦島上陸ツアーで見学できる場所やルートと所要時間ってどれくらいか気になりますよね。
今回は、軍艦島への行き方と軍艦島上陸ツアーの見学ルートと所要時間についてお伝えしますね。
最後に軍艦島の立ち入り禁止区域内の建物の中を観る方法も載せておきます。
関連記事:
軍艦島ツアーに合わせた服装と持ち物、船酔い対策。長崎市内の駐車場情報
軍艦島ツアー全5社を比較!10個のチェックポイントと口コミでランキング付け!
目次
軍艦島の行き方と上陸ツアーについて
長崎県にある軍艦島は、勝手に上陸することができません。
軍艦島自体は長崎県の管理になっているので勝手に上陸すると不法侵入です。
逮捕されちゃいます。
2009年以前は、地元の漁船をチャーターして上陸していたって話もありますが今はできません。
軍艦島に上陸するには、長崎県から許可を受けた運行会社の行っているツアーに参加しないと上陸はできません。
そのツアーを行っている会社から紹介します。
軍艦島上陸ツアーを行っている会社
上陸ツアーを行っている会社は2016年現在は下記の五社です。
軍艦島上陸クルーズ:軍艦島クルーズ株式会社
http://www.gunkanjima-cruise.jp/
軍艦島コンシェルジュ:株式会社ユニバーサルワーカーズ
http://www.gunkanjima-tour.jp/
軍艦島上陸周遊コース:やまさ海運株式会社
http://www.gunkan-jima.net/
軍艦島ツアー:株式会社シーマン商会
http://www.gunkanjima-tour.jp/
端島クルージング:野母崎炭酸温泉Alega軍艦島
http://www.nomozaki.or.jp/top.php
上から4つの会社は長崎市内近くの港から出発します。
やまさ海運株式会社、軍艦島コンシェルジュ、軍艦島クルーズ株式会社、シーマン商会ですね
しかしながら軍艦島自体は長崎市内からは結構離れていて、軍艦島まで船で4社とも片道45分くらいかかります。
この軍艦島に一番近いのは長崎のさきっぽにある「野母崎炭酸温泉Alega軍艦島」で、軍艦島が見える場所から出発します。
船の移動時間はわずか10分程度です。
でも、ツアー自体のお値段はそんなに変わらないんですよね。
野母崎炭酸温泉Alega軍艦島の端島クルージングは人数が多くないと安くない。。。
関連記事:軍艦島ツアー全5社を徹底比較!10個のチェックポイントと口コミでランキング付け!
なぜツアー会社が決められているのか?
1974年に炭鉱が閉鎖となり、無人島になっていた軍艦島ですが、当事から長崎県の管理所有となっていました。
しかしながら、軍艦島は炭鉱の閉山後、30年以上放置された島であり、建物などは当時のままです。
そのため建物の老朽化は進み、中に入ることは危険なため長崎県は禁止していたんですね。
ご存知のように軍艦島は世界文化遺産に登録される運動が以前から始まっていたため2009年に条例が作られ一部には上陸が可能になりました。
そして2009年より観光目的のツアーが開始されたんです。
しかし、軍艦島の上陸できる場所は1箇所しかないため、指定を受けた運行会社のみが上陸許可を得ることになりました。
5社の運行時間を見てもらうとわかるのですが、1つの会社で1日2回、1回1時間程度に分けられているんですね。
これはツアー見学ルートを見て回る時間を順番に行っているためなんです。
各社1日2往復、5社で10時間ですからね。
上陸ツアーを増やす余地が少ないかもしれません。
五社のツアー内容の比較は別記事で行いますが、個人的にはツアーに参加する季節にもよりますが一択かなぁと思います。
各社のツアー内容の比較についてはこちらの記事にて紹介(作成中)
軍艦島上陸ツアーで見学できるルートと所要時間
軍艦島に上陸後のルートや見学場所は同じです。
軍艦島の全体図と上陸ツアーの場所が解る地図を確認するとこんな感じです。
下のほうにある赤い線の場所が見学ルートです。
軍艦島は、上陸できる場所が一か所ドルフィン桟橋と呼ばれる場所に限られています。
こんな感じで船が一隻泊まれるだけの大きさしかありません。
ここは港ではないので、防波堤などもありません。
そのため波が荒い日は上陸することが出来なかったりします。
そうなんです。
軍艦島上陸ツアーは運も必要なんです。
この小さな桟橋から上陸し、島の南側、高い建物などが存在しないルートだけが見学を許可されているんです。
軍艦島南に用意された、第1見学広場、第2見学広場、第3見学広場を専用の通路で結んだ場所のみとなります。
軍艦島に上陸して見学できるルートはここしかないので写真撮影できる範囲も限られますね。
軍艦島上陸ツアーに持って行きたいレンズ構成は?
軍艦島の撮影が海の上からと上陸してからになります。
そのため、ワイドレンズと望遠レンズの2種類が欲しいところ。
でも、船の上でのレンズ交換や上陸後の時間を考えると便利ズームが一本欲しいところですね。
ワイドよりなレンズと望遠レンズを付けた2台体制でもいいかもしれません。
私は2台体制でいきました。
関連記事:
軍艦島ツアーに合わせた服装と持ち物、船酔い対策。長崎市内の駐車場情報
軍艦島ツアー全5社を比較!10個のチェックポイントと口コミでランキング付け!
軍艦島の建物の中を観る方法は?
軍艦島上陸ツアーは上記のように非常に見学できる範囲が狭いです。
小学校やアパートなどももっとよく見てみたい!
そんな気持ちもあります。
では、軍艦島の建物を近くで観ることはできないのか?
長崎県に取材を申し込んで、許可が下りれば可能でしょう。
でも一般人にはそんな簡単なものではありません。
もと島民であっても建物へ近づくことはできないのですから。
でも、インターネットの世界はスゴイですね。自宅に居ながら軍艦島の中を動き回ることができます。
それがGoogle Street View(グーグルストリートビュー)です
Googlemapを起動し、軍艦島に行ってみてください。
30年前に時間が止まり、それから台風や荒波に抵抗することなく荒廃していった建物と、雑草。
リアルなラピュタの世界を自由に観ることができます。
夜一人で部屋暗くして、島を彷徨っているとなんか吸い込まれてしまいそうになります。
このような動画もありますよ
ドローン空撮 軍艦島
まとめ
軍艦島上陸ツアーは、上に書いたように当日の天気、波に影響を受けるため上陸できたらラッキーです。
上陸できなくてもツアー代金は返ってきませんからね。
上陸できない可能性はわりと高いようで7月や8月は3割以上の確率で上陸できないようです。
一方で一番上陸できる確率が高いのは10月。9割くらいの確立で上陸が可能です。
軍艦島上陸ツアーはこうしてみると、結構リスクが高いわりに見学できるルートが限られていてガッカリしたかもしれません。
でも、船で島に近づいていくときの高揚感、上陸したあとの廃墟をみた時に感じた気持ちは特別なものでした。
やっぱり、非現実的な世界なんですよね、島の上は。
普段あんなにぼろぼろの世界に囲まれることなんてないですからね。
確かに見学できる範囲は少ないかもしれませんが、興味があるのであれば一度は訪れてみて損はないと思います。