夏になると花火大会が数多く開催されます。
そんな花火を観ていると写真に収めたくなりますよね。
でも、実際に撮影してみると、ぶれていたりして感動が伝わらない。
花火大会のポスターみたいなキレイな写真を撮りたいですよね。
そんな花火の写真の撮り方と一眼レフで撮る場合の設定、花火の写真に必要なカメラグッズを紹介します。
花火の写真はプロと争わなければある程度の写真は簡単に撮れるんです。
必要なものを準備してこの夏、花火撮影デビューしてみましょう。
スマホで花火の写真を撮る方法についてはこちらの記事を参考にしてくださいね
目次
花火の写真の撮り方
花火の写真を撮り方で必要なことはこの3つの約束を守るだけ。
- マニュアルフォーカスで撮影
- シャッタースピードを遅くする
- F値は小さくし過ぎない
- 撮影中にカメラを動かさない
この3つを守ることで、それなりにキレイな花火写真が撮影できてしまいます。
この3つを実現する方法はこの下で説明していきますので、いままで自分が花火を撮影した時に何がダメだったか確認してみてください。
この3つの約束が守れていないことに気付くと思います。
この約束を守ることはそんなに難しくありません。
あなたが一眼レフカメラを購入した理由の1つはこのような写真を撮りたかったからではないでしょうか?
花火の写真を一眼レフで撮る設定
なぜ一眼レフがオススメなのか?
花火の写真を撮るならやはり一眼レフが最適です。
コンデジは設定をオートで使うことがメインになっているので思ったような設定ができません。
さらに意図的にシャッタースピードを遅くするなども難しいのです。
ミラーレス一眼もいいような気がするのですが、花火の場合はシャッタースピードを遅くした写真をたくさん撮影します。
そうするとミラーレスカメラは熱を持ちやすくなります。
熱をもつとノイズが増える原因にもなるのであまりオススメできないのです。
過去のイメージに捕らわれているだけかもしれませんが。
以上のことより、一眼レフカメラが花火の写真を撮るうえでオススメです。
カメラは無理に高いものを使う必要はありません。
初心者向けのカメラとレンズでも機能としては十分ですよ。
一眼レフカメラの設定
機種によって名称に差があるかもしれませんが自分のカメラで花火を撮る場合の設定です・
機種はPentax K-5
もう5年以上前の機種ですね。当時は高かった・・・・
それはさておき設定は以下が重要。
- バルブモード
- F値は8~13
- ISO値は低め
- 高感度ノイズリダクションはオフ
- 長時間ノイズリダクションはオフ
- レンズは無限遠固定、焦点距離は広角側
プロの場合は、ここに花火の種類に合わせてホワイトバランスの設定も入るようです。
でも私は素人なので、花火の種類によってホワイトバランスを変えてません
オートで撮影しています。
バルブモード
1つめのバルブモードはシャッターを開く時間を自分でコントロールするためにこのモードを使用します。
花火は打ち上げ数が少なければ暗いし、たくさん上がると明るくなります。
そのためシャッターを開いている時間は意識しています。
下記が同じようなタイミングで撮影しています。
1枚目は花火がたくさん入っているけどそれぞれ色がキレイに出ていていいタイミング
2枚目は花火の数が多すぎて白くなってます。
このように、打ち上げられる花火の数や明るさを気にしながらシャッターを切ります。
このあたりは今でも割と適当です。
これくらいかな?なんて感じで撮影しています。
だから真っ白写真が結構撮れますw
スターマインが大量に打ち上げられると花火の明るさで、周りがとっても明るくなりますよね。
そうなるともう花火写真は真っ白になります。
前もってプログラムを把握している場合は、NDフィルター(レンズ用サングラス)を装着して撮れば大丈夫なんですがなかなかそうはいきませんからね。
だからそんな場合は諦めるしかないですね。
F値は、8~11くらいにしておくのがいいかと思います。
だからあまり高価なレンズを使用する必要はないってことですね。
例えばF2.8のレンズを使用すると、暗い場所なのでF2.8でも撮影できちゃいます。
でもバルブ撮影でF2.8だと花火だけでなく周囲まで明るく撮ってしまうんです。
こんな感じに。やっぱり空は黒く、建物も形まで見える必要はないですからね。
あと、花火の色により、F値を変えるといいと言いますがなかなかそこまで把握していないですよね。
ですので少し大きめな値で撮影しておけば、あとから画像補正も効きます。
ISO感度は低め、高感度ノイズリダクション、長時間ノイズリダクションはオフ
ISO100は単純に暗い状態で写真を撮りたいための設定です
ISOが高いと暗いところも明るく写そうとしてしまい雰囲気がでません。
ISOは低めの設定。
高感度ノイズリダクション、長時間ノイズリダクションは撮影した後の自動補正機能です。
この補正にかかる時間がもったいないので使用していません。
2秒の写真を撮ると補正に2秒かかり次が撮影できないんですね。
レンズは無限遠固定、焦点距離は広角側
レンズのピントは無限遠に合わせます。
遠くに見える建物の灯りが一番ちいさく見える時がピントが合っている状態になります。
こうすることで花火の光の線がキレイに写ります。
ここは慎重にセットしましょう。
焦点距離の設定ですが、自分は広角側で撮影しています。
花火ってアップで撮ってもいいのですが、引いた状態で、ビルとか写っている方が臨場感が出ると思っています。
この辺りは撮りたい写真のイメージだと思いますので自由に行きましょう。
必要であればパソコン上やスマホのアプリ上でトリミングします。
黒い所をばっさり切って画面いっぱいに花火を入れるとキレイですよ。
こんな物足りない写真も
トリミングするとまあ、素敵!みたいな
花火の写真撮影に必要なアイテム
花火の撮影に最低限持って行きたい、カメラアイテムも書いておきます。
といってもたいしたものがあるわけでもありません。
必要なのはこの2つ
- 三脚
- シャッターリモコン
せっかくですので、選び方についても書いておきますね
三脚
必要なのは、足毎に長さを調整できるようになっていること。
一眼レフカメラを乗せてもフラフラしないこと
この2つは条件として満たしておきたいところですね。
花火大会の会場は平らな場所とは限りません。
斜面に座らなければいけない場合もあります。
ですので、三脚の足は一本一本で長さを調整できるものを選んでおきたいですね。
SLIK スリック 三脚 U6800 ファミリー向 3段三脚【SLIK人気機種F631,F630の後継品 主力売れ筋商品】
ダメな三脚の例はコレ、ダメな理由は安いだけではないんです。
足は伸ばせますが、細すぎてグラグラします。
2つ目は、一眼レフカメラの重さに耐えられるものを使用してくださいね。
三脚には荷体重というものが記載されているはずです。
この重さにちゃんとカメラとレンズが耐えられるものを選んでくださいね。
シャッター切ってる間に倒れちゃうような三脚は困りますよ
ちなみに私のはSLIK製で2万円弱程度で購入したものです。
あなたの大事なカメラを載せる三脚ですからね、あまり安い物もどうかと思いますよ。
シャッターリモコン
手でシャッターボタンを押そうとすると、カメラが揺れます。
そうすると最初の一瞬歪んだ光が入ったりします。
そのために用意してほしいのがシャッターリモコン
無線方式である必要はありません。
有線タイプのもので大丈夫です
もちろんメーカーの純正品でなくても大丈夫。
あなたの一眼レフカメラが対応しているリモコンを使ってくださいね。
私のもPentax純正ではなく海外製の安物です。
リモコンを使用してシャッターボタンを押して離すを繰り返して撮影をするんですね。
自分はカメラの設定をしたら、花火の撮影時にほとんどファインダーは見ていません。
肉眼で花火を観ながら適当なタイミングでリモコンのボタンを押しています。
花火が白くならないようにシャッターボタンを押している時間は気にしながら撮影するんです。
まとめ
花火の写真って面白いんですよ。
実際に目で見た光の軌跡が写真にはすべて残ります。
ラインアートみたいな写真が撮れるんですよ。
同じ写真は二度と撮れません。
花火の写真撮影は、リモコン片手に空を眺めながら出たとこ勝負で適当に撮影することができます
ファインダーを覗くことに集中して覚えていないなってこともありませんw
たくさん撮るとイマイチな写真がたくさんあるかもしれません。
でも、そんな写真もブレずに撮れていればトリミングで思わぬ作品に化けたりします。
花火は、目で見ても写真に残しても楽しめます。
ぜひ、花火の写真撮影にチャレンジしてみてくださいね。
こちらの動画も参考になりますので一度見ておくといいかもです。