生活

チアシードの戻し方はヨーグルトでもいいの?水の量はいくつが最適?

チアシードを水で戻してヨーグルトに入れるのは面倒!
直接ヨーグルトにチアシードを入れた場合はどうなるの?正しい水の量での戻し方と比べて効果は?
この記事ではチアシードを水ではなくヨーグルトで戻した場合の効果、見た目について確認してみました。

チアシードの戻し方はヨーグルトでもいいの

チアシードを戻すときは水で戻すように書いてあることが多いですね。

水でチアシードを戻すとチアシードの種の回りのゼル上のどろっとしたもので覆われます。

このチアシードのどろっとした部分はグルコマンナンといいます。

グルコマンナンは食物繊維の一種でこんにゃくと同じ成分なんですね。

だからこのグルコマンナンをしっかり出した状態で食べるのが一番効果があるんです。

チアシードに含まれる食物繊維は大豆の2倍、玄米の約8倍と言われています。

でも水で戻すとヨーグルトに混ぜるために器をもう1つ使うので洗い物が増えてしまって面倒ですよね。

だったらヨーグルトに直接乾燥状態のチアシードを混ぜた場合はどうなるのか?

実際、ヨーグルトに直接チアシードを入れてみた結果。

チアシードのゼリー状のグルコマンナンの量が少ないように感じました。

使ったヨーグルトに含まれる水分がチアシードに吸収されにくいみたいですね。

水分の多いヨーグルトやそうではないものもありますよね。

そのため使用するヨーグルトによっては異なるかもしれません。

でも少なくとも水で戻すよりはゼリー状のグルコマンナンの量は少なくなると言えます。

よってチアシードはヨーグルトに直接入れるより水で戻した後にヨーグルトと混ぜた方がいいです。

日本ではあまり見かけませんが海外ではチアシード入りのジュースを販売しているようです。

ジュースでかつ果汁の多いものであれば水に近い状態で戻せると思います。

まあ、チアシードを水で戻す場合のおすすめ時間は12時間と言われています。

だからジュースに入れる場合も別々にしておく方がいいと私は思いました。


チアシードの戻し方で水の量はいくつが正しい?余った水は?

チアシードを水で戻す際の適切な量は?

チアシードを水で戻す場合はどれくらいの水分量が正しいのか?

チアシードには2種類あるのは御存知ですか?

黒いチアシードと白いチアシード。

この2種類のチアシードは戻したときのグルコマンナンの量が異なるんですね。

黒いチアシードの方が膨張率が少なく8倍程度、白いチアシードの場合は13倍だそうです。

だから水で戻す場合もその水の量に合わせて戻してあげるいいんです。

大さじ1杯のチアシードは10g

この10gを戻すために必要な水は90cc~120cc程度がいいようです。

あまり水分が多いとヨーグルトなどと混ぜる時に味が薄まってしまうので大量の水で戻すのはオススメしません。

購入したチアシードにも水分の吸収量は変わってくるので水の量は調整しながら戻すようにしましょう。

膨らんだチアシードは水の中ですくいあげるのは大変です。

だから適切な水の量でチアシードを戻すことが重要です。

十分水で戻して膨張したチアシードは食事の前1時間から30分前に食べることで満腹感を満たしてくれます。

食事で食べる量を減らせるんですね。

チアシード自体にはそれなりに栄養価があるので単純に食べる量を減らすよりも効果的です。

チアシードをお湯で戻すのは?

チアシードはお湯で戻した方が水分の吸収がよくなるのかななんて思いませんか?

でもあまり温かいお湯でもどしてはいけないんです。

その理由はチアシードに含まれる「α-リノレン酸」が熱に弱いからなんですね。

「α-リノレン酸」は血流改善や血栓予防効果、アレルギーを抑制する効果、老化を予防する効果、うつ症状を軽減する効果があると言われている栄養素。

これを殺してしまっては元も子もありませんよね。

特に40℃以上になってしまうと効果がなくなるとのことです。

少しくらいのぬるま湯であれば問題はないですが、少し熱めのお湯で戻すことはやってはいけません。

水分がちょっと多いなと感じた場合

水がちょっと多くなってしまった場合は目の細かいザルで軽く水を切る程度にしましょう。

水分を切りすぎると肝心なゼリー状の水分まで切ってしまうことになるから。

さっと水をきる程度でザルを振ったりしてまで水分を切る必要はありません。

茶こしに出してそのままヨーグルトに混ぜる感じで水分を切るとちょうどいいかと思います。

水分が多すぎると混ぜた後に水っぽくなったり、味が薄まってしまいますからね。

茶こしくらいなら100均でも買えるので1つあると便利ですよ。

チアシードの効果について改めて確認

チアシードに含まれる栄養素とその栄養素がどのような影響があるのかを改めて確認しておきましょう。

  • ビタミン
  • オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)
  • ミネラル(カルシウム、亜鉛、マグネシウム、鉄分)
  • たんぱく質
  • 必須アミノ酸 8種類(9種類中)
  • 食物繊維

必須アミノ酸は人間の体には必要と言われていながら体の中で合成できないものなんですよね。

だから人は食べ物から必須アミノ酸を吸収する必要があるんです。

必須アミノ酸は肌の張りや美肌効果、筋肉の生成など人の体を生成するために必須な栄養素。

髪の毛のツヤもアップする効果もあると言われていますね。

α-リノレン酸は脂肪の分解を促進してくれるリパーゼを活性化させる性質があるんです。

リパーゼの働きが弱まると脂肪が分解されにくく太りやすくなるとのこと。

その為、ダイエット効果があると言われているんですね。

10gのチアシードでほうれんそう一束分のα-リノレン酸が取れるとのこと。

また、オメガ3脂肪酸には血流改善やコレステロール値の低下、アレルギー抑制などの効果があります。

そして食物繊維。

チアシードには、水溶性食物繊維であるグルコマンナンが含まれます。

食物繊維を多く採ることは便秘解消にもなると言われていますからね。

ダイエットにはならないかもしれませんが便秘の解消には効果がありますね。

ヨーグルトと一緒に食べることでより一層腸の働きを良くして便秘解消と行きたいところですね。

チアシードをヨーグルトで戻すことでの効果まとめ

チアシードをヨーグルトで直接戻すのはあまりオススメできません。

また水を使う場合でも40℃以上のお湯を使うとチアシードの効果を失うことになるので注意ですね。

チアシードが水分を吸い切らず水が多いなと思ったら軽く水をきってあげるのがいいです。

最後にチアシードの効能まとめ

  • チアシードには、脂肪分解酵素のリパーゼを活性化させるα-リノレン酸が豊富
  • チアシードの正しい食べ方は、水につけて膨らませてから食べる
  • チアシードを食事20分前に食べることでダイエット効果がアップ
  • チアシードは1日に大さじ1杯が効果的な摂取量

私としてはダイエットの効果は疑問符が付きますが便秘の解消には効果を感じています。

ダイエットは食べるだけではダメということがハッキリしました。