八幡平(はちまんたい)と言えば、秋田県と岩手県にまたがる奥羽山脈北部の山
この八幡平も紅葉の時期はほんとうに素晴らしいの一言です。
紅葉の時期になると、どこも名所は渋滞や混雑が話題になります。
では八幡平の紅葉の見頃はいつでしょう??
また紅葉の時期の渋滞、混雑状況はどんな状況でしょうか?
八幡平の紅葉の見どころの場所を自分が実際に通ってきたルートを紹介。
八幡平の温泉と言えば混浴ですよね、そんな温泉宿も少しだけ。
さらに紅葉時期の八幡平の気温についても書いています。紅葉見学時の服装の参考にしてみてください。
流石に紅葉時期も終わりになれば冬目前ですからね。
本日は、八幡平の紅葉の時期の渋滞、混雑状況と見どころ情報、混浴温泉情報をご紹介!
八幡平にもライブカメラがあります。現状を確認して紅葉の時期を逃さないようにしましょう~
→八幡平リゾート:http://www.hachimantai.co.jp/contents/livecamera.html
ちなみに夜見てもライブカメラなので真っ暗ですよ~w
目次
八幡平の紅葉の見頃の時期と渋滞
八幡平の紅葉の見頃時期
八幡平の紅葉の見頃の時期ですが、岩手県、秋田県の県境にあるだけあって日本の中では早めです。
その時期は
9月下旬から10月中旬
9月の下旬はまだ色付き始めという感じですね
10月中旬には雪が降る日も出てくるので10月上旬に紅葉を見に行くのがタイミング的には見頃です。
そんな八幡平の紅葉の色付き具合は八幡平に設置されているライブカメラで確認が可能です。
ただしライブカメラなので夜見ると真っ黒www
明日どうしようかと夜確認しても紅葉の状況は確認できません。
ライブカメラ→http://www2.thr.mlit.go.jp/iwate/bousai/iwatesan/l-hachimantaira.html
八幡平の紅葉時期の渋滞情報
八幡平を登る道といえば八幡平アスピーテラインと八幡平樹海ラインですね。
これらの紅葉時期の渋滞状況といえば、関東地方の紅葉の名所に行ったことがある人にとっては拍子抜けするほどの交通量です。
地元の人の話によれば、紅葉の時期はそれなりに車の数は多いとのこと。
それでも、関東や京都などの紅葉の名所のように朝9時には渋滞が始まり、のろのろ運転。
目的地に着くころには日が傾いてしまうなんてこともありません。
そのため、車で八幡平に行くのであれば八幡平の周辺ではあまり混雑を気にする必要はないかもしれません。
八幡平アスピーテラインと八幡平樹海ラインも緩やかなカーブが続く道路ですので、いろは坂のような状況にはなりにくいようですね。
道路自体も新しく作られているからというのもあるかもしれません。
とっても走りやすいです。
御在所から八幡平頂上見返峠の上り
紅葉の八幡平樹海ライン~八幡平頂上見返峠→松川温泉往復~
八幡平の見どころと混浴温泉情報
八幡平といえば八幡平アスピーテラインと八幡平樹海ラインを通って紅葉を楽しむのがまず1番ですね!
次に八幡平には展望が良い山が3ヶ所あり「八幡平三大展望地」と言われている、畚岳、源太森、茶臼岳への登山。
八幡平樹海ライン途中に観られる涼風の滝、松川大橋や松川渓谷の森の大橋、松川地熱発電所などの名所が多数存在します。
紅葉を楽しむつもりでプランを考えてみましたがなかなか調べてみるとたくさんの見どころが。
というわけで、八幡平の紅葉ツアーを楽しんできたときのルートを紹介します。
八幡平の見どころと周遊プラン
今回は八幡平アスピーテラインで八幡平を登り、八幡平樹海ラインで下ってくるルートで紅葉時期の八幡平を楽しんでみました。
- 岩手県道・秋田県道23号大更八幡平線(八幡平アスピーテライン)
- 秋田県道・岩手県道318号八幡平公園線(八幡平樹海ライン)
一泊二日で八幡平を思いっきり楽しみます。
最終的に回った見どころは以下の通り。
1日目
いわて沼宮内駅 → 八幡平アスピーテライン入口 → 黒谷地湿原 → 大深沢展望台 → 藤七温泉 彩雲荘 → 涼風の滝 → 松川温泉
2日目
松川温泉 → 松川大橋 → 松川渓谷 → 森の大橋 → 八幡平アスピーテライン入口 → いわて沼宮内駅
※畚岳、源太森、茶臼岳への登山ルートも気になったけど運転手が歩き疲れると意味ないので今回は我慢です。
ちなみに八幡平へのアクセスとしては自家用車、岩手県北バスの二通りの方法で来ることができます。
車で来る場合のだいたいの目安としては
・普通自動車であれば東北道松尾八幡平ICから約15分で八幡平アスピーテライン入口へ
でも、これは最初から車で来る人のルート。
自分のように県外から八幡平の紅葉を見に行く場合は使いません。
そこでつかうのが駅でレンタカーを借りるトレン太くん。
盛岡駅周辺にはレンタカーショップはいくつもあるものの盛岡市内は渋滞している可能性もあるので別の場所で借ります。
そうすると、「駅レンタカーいわて沼宮内営業所」しかなかったりします。
いわて沼宮内駅(いわてぬまくないえき)。
盛岡駅から「いわて銀河鉄道」で約34分かかる駅です。
東北新幹線も止まる駅なので新幹線で来る人であれば直通でこれますね!!
ここでヴィッツ(別にヴィッツでなくてもいいですけど)を借りてドライブスタートです。
八幡平アスピーテライン入口までは約30分。
国道257号線をひたすら進むと八幡平アスピーテライン入口です
ここから八幡平アスピーテラインを登って途中の黒谷地湿原と大深沢展望台と回ります。
黒谷地湿原には黒谷地湿原駐車場に止めて、黒谷地湿原の展望台まで。
そのままトレッキングコースを進んでしまうと大変ですからね。
あ、そういえばこの時、湿地帯っていう処に初めて来ました。尾瀬もこんな感じなのかな?
そして、大深沢展望台。
すげーっと改めて高いところに来たんだなと感動。
見下ろす山々は一面紅葉。夕陽に照らされるともっとすごいんでしょうね。
そして来た道を戻り、八幡平樹海ラインに入ります。
そしてほどなくドキドキの藤七温泉(とうしちおんせん) 彩雲荘で日帰り入浴。(詳細は内緒w)
涼風の滝(すずかぜのたき)。これは道路沿いから観れる滝です。
高さは50メートルあるらしいですがここから見えるのはこれくらい。
八幡平樹海ラインを降り切ると、そこは1日目の宿泊地、松川温泉に到着~。
ではここからは二日目。
旅館からは徒歩で松川大橋まで登ります。
歩きで来たのは道が狭いと聞いていたから。往復2時間くらいですね。
松川大橋からは松川地熱発電所の蒸気も見えます。
というかここの紅葉も全く持って見事ですね。
ちなみに松川大橋といっても渡れません。封鎖されてるので渡れません。橋の上からの景色も観れないんですよね。
ってこの橋は何のためにあるの??すごい立派なのに。
そして宿にもどってチェックアウト。
車で森の大橋、松川渓谷へ。
松川渓谷の玄武岩の紅葉見て森の大橋でも松川渓谷の紅葉を楽しんで、八幡平アスピーテラインの分岐点に戻ってきました。
あとは、そのままいわて沼宮内駅帰って終了です。
私はこんなルートで八幡平の紅葉をドライブしてきたわけですが、なんといっても、どこも紅葉が素晴らしい。
八幡平アスピーテラインも八幡平樹海ラインは走りやすいし、紅葉なのに渋滞していないし、松川大橋や松川渓谷も素晴らしい光景。
こんなに紅葉を満喫できるって素晴らしいところですね。
関東の人間からすると、なんでこんなに空いてるの?って思ってしまいます。
今回の経由地まとめ:
大深沢展望台
秋田と岩手の県境、見返峠から秋田側に下ったところにある展望台。眼下には秋田を代表する河川、雄物川の支流である大深沢を見下ろせる。晴れていれば遠く鳥海山や月山なども見渡せる。
涼風の滝
八幡平樹海ライン中腹の駐車場付近にある滝です。木々の間を見え隠れしながら、何段もの段差を流れ落ちる様子が涼しさを感じさせてくれます。
黒谷地湿原
やがて黒谷地湿原に入ります。青い空と白い雲を映す池塘が輝いて見えます。池塘は、火山からの噴出物が川の流れをせき止めてできたものです。アオモリトドマツの樹林に囲まれた静かな湿原のほとりには、ニッコウキスゲ、ハクサンチドリ、キンコウカ、ワタスゲなどの高山植物が咲き乱れます。「熊の泉」という水場は、休憩に絶好の場所です。(池溏(ちとう)は、湿原の泥炭層にできる池沼。)
松川地熱発電所
昭和41年に日本で初めて運転が開始され、世界でも4番目の地熱発電所。高さ46m、直径45mの巨大な冷却塔と、そこからたち昇る蒸気には圧倒される。湯上がりの散策に。
森の大橋
岩手県県民の森側にあり松川渓谷に架かる橋。橋から渓谷を見下ろすと鮮やかな青色の渓谷とシーズンならではのコントラストが神秘的です。
松川渓谷
東八幡平から松川温泉までの渓谷沿いは、ブナ、ナラ、カエデ、モミジなどの落葉樹が多く、清流とともに春の新緑から秋の紅葉まで渓谷美が楽しめる。特に紅葉期は一見の価値あり。
八幡平へのバスでのアクセス
八幡平へのバスでのアクセス方法としては以下のような感じになります。
乗るバスのルートは同じなので始発から乗るか、途中から乗るかの違いです。
- JR盛岡駅から岩手県北バスの八幡平自然散策バスで約2時間で八幡平頂上
- JR大更駅から八幡平自然散策バスを乗ることで約1時間で八幡平頂上
バスの本数はかなり少ないので注意です。
八幡平のバス停をみたら1日3本しかなかったです!!
八幡平頂上駐車場発時刻:12:50、14:30、15:35
乗り遅れたら徒歩で下山ですよ。(ヒッチハイクっていうのもありますが)
これだと時間を気にしないと行けないので個人的には車推奨です。
(最初から藤七温泉宿泊ならよいですけどね)
八幡平温泉郷の混浴温泉情報
八幡平の温泉は全体的に青みがかった乳白色のお湯です。
なぜか、八幡平の各温泉旅館には大抵、混浴風呂があります。
しかも困ったことに旅館によっては男風呂は内湯しかなく、露天風呂は混浴しかない所もあったりします。
今回の宿がそうでした。
でも、でもですよ、世の中そんなに甘くはないですよ。男が混浴風呂に入っていても、そんな楽しい事はなかなかないもので。
淡い期待はほどほどにwww
豆知識:現在は法律上新しく混浴風呂を作れないそうです。今現存するところだけ!!
そう思うと貴重ですね、一応利用した温泉を簡単に紹介します。
松川温泉 峡雲荘
- 混浴露天風呂
- 男性専用内湯
- 女性専用露天風呂
- 女性専用内湯
見ての通り、男性用の露天風呂というのはなく、露天風呂入るなら混浴にしかなかったりしましたw
良くも悪くも温泉旅館ですね。都会でホテルに慣れているとあれもない、これもないってことになります。
お風呂にシャワーもないのでいろいろ面倒です。
藤七温泉 彩雲荘
- 5つの混浴露天風呂
- 混浴内湯
- 2つの女性専用露天風呂
- 男性専用露天風呂
- 男性専用内湯
- 女性専用内湯
こんな山の上(標高1400メートル!)にある温泉ってどんななんだと思ったら結構な人がw
あまりゆっくりできなかったです。でも11個の温泉のうち6個が混浴。露天風呂は道路からも見えるしw
それでも紅葉の時期はやっぱり混んでいるみたいです。
でもここ硫黄の臭いがかなり強かったです。
畚岳、源太森、茶臼岳へのトラッキングコース入口の駐車場と見どころ
今回の旅では、ルートから外してしまいましたが、八幡平三大展望地と言われている畚岳、源太森、茶臼岳についても調べてあったので記載しておきます。
それぞれのトラッキングコースの入口の場所と駐車場の場所を書いておきます。
登山ルートの検索にはこちらのサイトが便利です(http://www.yamakei-online.com/)
畚岳(もっこだけ)
所要時間:45分
駐車場は八幡平山頂駐車場(有料:500円)。
八幡平樹海ラインの途中にある藤七温泉近くの登山口
参考:http://blogs.yahoo.co.jp/toku29511/35027963.html
八幡平&源太森
所要時間:120分
駐車場は八幡平山頂駐車場(有料:500円)。
見返峠入口を経由し、八幡沼を横にみながら源太森へ。
その後、八幡沼沿いに北側を移動し八幡平を経由して駐車場へ帰ってくるルート。
参考:http://yamajoshi.blog85.fc2.com/blog-entry-517.html
茶臼岳
所要時間:80分
駐車場は茶臼口の少し下ったところ左側に車4台分のスペース。
八幡平アスピーテラインの途中にある「茶臼口」から登山開始。
茶臼岳の先にはそのまま黒谷地湿原まで歩いていけます。
参考:http://palomon.naturum.ne.jp/e841096.html
八幡平の紅葉時期の気温、服装について
八幡平の紅葉時期は10月上旬から中旬にかけてですが、
時期によっては頂上付近では雪も降り始めます。
そのため、八幡平の紅葉の終わり頃となる10月中旬に行く場合は要注意です。
その気温は
10月上旬で最高気温16℃、最低気温は6℃程度です。
16℃という気温は、長袖シャツにセーターレベルの服装が必要で、もう一枚上に羽織りたいなという気温です。
最低気温は朝早くになることが多いので朝早く登山を考えている場合は注意が必要です。
5℃を下回るとマフラーや手袋などが欲しくなってくる気温です。
八幡平の紅葉の時期の渋滞状況と見どころと混浴温泉情報、この時期の気温についてまとめ
参考:http://minkara.carview.co.jp/summary/keyword/4/4/3316658/596/
ドライブで紅葉を楽しむというのはこういうことを言うんですね
八幡平の道路は関東で日光や養老渓谷の紅葉時期の渋滞を体験していると信じられないくらい空いています。
なんでこんな雄大な景色をこの時期に観に来ないの??って感じです。
こんなスムーズに走れる道路で、カーブを曲がる度に美しい紅葉。
開けたところでは眼下に広がる紅葉。
紅葉の中でドライブを楽しむというのはこういうことなんだな!!って感激します。
見どころもたくさんありますね。
今回、自分で見てきたルートを書きましたが、行きたくても行けなかった場所が他にもたくさん。
ぜひ、八幡平に紅葉を見に行く場合は、1日3本しかないバスを利用するのではなくレンタカーを借りて自分で走ってみてください。
最高に楽しめます~