新幹線でWifiって使えるのでしょうか?しかも無料で。
新幹線に乗っているとWifiのアクセスポイントがあるけどこれって無料使えるの?繋がらないんだけど。
ドコモやau、ソフトバンクなどに入っていれば使用可能?
この記事では新幹線内のWifiって無料で使えるのか?ドコモ、au、ソフトバンクなど条件を確認してみました。
2018年以降の新幹線の無料Wifiサービスの接続方法はこちら
目次
新幹線で2018年5月以降無料Wifiサービスの提供が始まります
2018年5月からの話になりますが、東北、北陸、東海道新幹線で無料無線LANサービスが始まるとのニュースがありました。
東北、北陸新幹線に関しては当初は夏からと言われていましたが前倒しで導入されることが発表されました!
しかも携帯電話の電波を使用するので今までより繋がりやすくなることは確実!
これで東北・北陸・秋田新幹線では、2018年5月より、Wi-Fi設備を備えた車両が走るようになります。
E5系、E6系、E7系の最近の車両で導入されます。
全車両への導入は2019年の5月までの予定。
北への旅では新幹線内のでWifiを利用して快適にインターネット、動画視聴ができるようになるといいですね!
山形新幹線のE3系は順次Wifiサービスが提供されていくとのこと。
また東海道新幹線は2018年4月現在、夏以降に順次導入されていくとのこと。
早ければお盆休みの新幹線では無料でWifiを利用できるようになるかも!
最終的には2018年度末までに全車両に拡大すると言われているので2019年3月までにWifi環境が整うことになりますね。
新幹線の車両のドア付近に下記のマークがあればそれは無料Wifi車両!
こばっかりは全車両に搭載されるまで運次第です。
運が良ければWifi一覧の中にSSID「Shinkansen_Free_Wi-Fi」があります。
2018年以降の新幹線の無料Wifiサービスの接続方法はこちら
これから乗車する新幹線を自由に選ぶならEXカードの利用が便利。
なんといってもスマホ上で発車前であれば何度でも変更できるので無料Wifiサービスの行われている新幹線を選択することも簡単です。
新幹線の乗車時間は少なくても1時間以上、長ければ4時間、5時間の旅。
そのあいだの時間の使い方としては動画を見るのが一番簡単で楽しめると思うんですよ。
とりあえず無料Wifi環境が整うまでのWifi環境については下記の通りになります。
今のところは我慢です!!
NTTドコモがJR西日本でWifiサービスを開始
2018年7月24日「docomo Wi-Fi」のエリアを拡大し、山陽新幹線内でも提供開始されることになりました。
2018年7月25日より順次開始されます。
山陽新幹線というのは新大阪駅から博多駅間のことをいいますが下記で紹介しているようにう新幹線のWifiは提供されてこなかったんですよね。」
それがついに提供が開始されると発表になりました。
docomoユーザであればもちろん無料で使用可能です。
2020年3月を目処に、相互乗り入れを行う東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線の全列車で「docomo Wi-Fi」が利用可能になります。
docomoユーザ以外でも使用することは可能で
プリペイド式の公衆Wi-Fiサービス「docomo Wi-Fi for visitors」
を使用することで使えるようになります。
料金は1日388円、1週間972円、3週間1,404円で通信量は無制限です。
詳細に関しては公式サイトで確認してください。
新幹線でWifiが利用できる路線
新しい無料Wifiサービスが行われるまでのWifiサービスの提供状況は以下のようになります。
まずは新幹線でWifiが利用できる路線がどこかを確認してみましょう。
その結果は下記のようになります。
東海道新幹線 N700系とN700A系でWi-Fi利用可。
山陽新幹線 Wi-Fi利用不可
東北新幹線 E5系の一部車両でWi-Fi利用可(試行中)
上越新幹線 Wi-Fi利用不可
北陸新幹線 Wi-Fi利用不可
山形新幹線 Wi-Fi利用不可
秋田新幹線 Wi-Fi利用不可
こんな感じで現時点で新幹線でWifiが利用できるのは東海道新幹線のN700とN700A系のみ。
東北新幹線のE5型で試験はされてますが2017年現在正式サービスではないんですね。
最近追加された北陸新幹線のE6型などでも使えません。
ちなみに東北新幹線E-5型のWifiは1回あたり3時間まで無料で使用可能。
まあ、3時間使用できれば十分かなと思いますね。
最近は街中でもWifiスポットたくさんあるし、東京都内ならバス内でも無料でWifi使えます。
時代の最先端を新幹線はいけていないんですね。
ちょっと意外です。
しかも、唯一利用可能になっている東海道新幹線も条件がいろいろあります。
東海道新幹線でも利用可能区間は「東京〜新大阪間」のみ。
新大阪駅より西の九州方面ではWifiを使用することができないんですね。
東京駅発ー博多行きでも大阪までしか利用できません。
その理由はあとで説明しますが、対応プロバイダにNTT西日本があるのにもかかわらずダメなんです。
変な話ですよね。
新幹線のWifiは無料で使用可能なのか?パスワードを聞かれるけどドコモ、au、ソフトバンクの契約必要?
最近は街中に無料Wifiスポット増えてきたし東海道新幹線も無料でしょう?
なんて期待しちゃいますが無料じゃありません。
Wifiサービスの利用には、あなたと無線LAN事業社とのご契約が必要なんです。
なんとJR以外との契約が必要なんですね。
契約対象となる無線LAN事業社は2017年現在は以下の5社
- NTTドコモ
- ソフトバンクテレコム
- UQコミュニケーションズ
- NTT東日本/NTT西日本
では、このWifiが無料で利用できるのか確認してみましょう。
びっくりしたことにauに至ってはまったく対応していないという状況なんです。
NTTドコモ
docomo Wi-Fi
月額使用料 300円→無料キャンペーンあり
ドコモのスマホを音声+パケットプランを契約していれば条件を満たせます
データ契約の端末は不可です。あくまで音声回線契約者のみのようです。
ソフトバンクテレコム
BBモバイルポイント
ソフトバンク、ソフトバンク光の契約プロバイダの使用で無料で使える。
月額使用料467円→0円
ソフトバンク、Yモバイルのスマホを使用していれば無料で使用可能。
UQコミュニケーションズ
UQ Wi-Fi
WiMAX 2+料金プラン1契約につき、UQ Wi-Fiプレミアムを1契約利用可能です。
auユーザーは「Wi2 300 for au」というサービスに登録することで使用できるようになります。
(LTEフラット契約者は無料、データ定額契約者は300円)
NTT東日本/NTT西日本
フレッツ・スポット
エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社(以下、NTTBP)が提供する「インターネット接続サービス」契約者。
ようするに自宅をNTTのフレッツ光を契約している人ってことですね。
どのプロバイダにも入っていないって場合
最近は格安SIMに乗り換える人も増えてきましたからね。
docomo、ソフトバンクではない人も多いのではないでしょうか?
そんな人でも新幹線のWifiを利用する方法があります。
クレジットカードが必須になりますけどね。
無線LAN事業社では1日だけ回線の使用できるようにすることもできるんですね、
例えば、UQモバイルのWifi経由でUQ 1 Day(ユーキューワンデー)を契約する感じですね。
UQ 1 Day(ユーキューワンデー)は契約時間から24時間UQのWifiを利用できるサービス。
その金額は572円
地味に高いですよね。普通にスマホで通信する分にはこれ払う必要ないし。。。。
新幹線内のWifiスポットの通信速度は実は遅くてつながらない!!
はっきり言って新幹線の中で使用できるWifi環境は遅くて使い物になりません!!
ここで新幹線の通信速度について確認してみましょう。
- 東京~新大阪間のみのサービス
- 車両毎に下り最大2Mbpsを共有、上りは1Mbpsを共有
- 帯域制限で、動画等は閲覧不可の場合あり
Wifiって一般的には通信速度が速いイメージがありますが新幹線のWifiは機器の仕様上1車両辺り2Mbpsしか出ない
下り2Mbpsですよ!しかも車両ごとに共有です。
だから数人がWifi使用してインターネットをしていたらもうその時点で繋がらないなんてことも。
せいぜいメールくらいならなんとかという感じでしょうか?
TwitterやLINEで画像ファイルの表示なんて言った時点ですでに遅いと感じます。
Youtubeなどの動画なんてもう無理。
最近のスマホは4G LTEで通信できるのでその速度は理論値
下り最大150Mbps 上り最大50Mbps
もう通信速度の桁が違いますよね。
長い移動時間Wifiでパケット節約しながら動画で時間つぶすぜーということはまず無理w
だって通常のLTE接続よりはるかに遅いんだから。
しかも1人で2Mbpsではなく共有ですから複数人で使ったらなおさら遅くなりますよね。
新幹線のWifiは決して速くないのでパケット容量に余裕があるならWifiは諦めましょう~。
絶対Wifi接続しないほうが早いと感じますから。
なぜ新幹線ではWifiが遅いのか?なぜ東海道新幹線以外では使えないのか?
新幹線の車内インターネットは線路沿いに設置している列車無線のケーブルを使用しています。
その装置と新幹線内に設置した移動局が通信しています。
ようするに新幹線に1台スマホを積んで全車両でテザリングしているイメージといったらわかりやすいでしょうか?
しかもJRは通信事業者ではないので強い電波を使用できないんです。
ただでさえ時速200kmで走行する新幹線ですから頻繁に線路沿いの受信機器を切り替える必要があり切り替えが多ければその分通信速度も低下するわけです。
だから通信速度が遅いんですね。
スマホの場合は、強い電波が使用できるので広い範囲で通信が可能になります。
だから受信機器の切り替えにも余裕があります。
そのためスマホのほうが安定した速度で通信できます。
でもスマホは広範囲の電波なのでトンネル入ると切れます。
新幹線のWifiでは線路沿いで使用可能なのでトンネルでも通信が切れないという違いもあります。
なぜ東海道新幹線でだけ実現されているかというと一番利用者が多そうだからというのが理由なようです。
しかし2009年に 東海道新幹線で車内インターネット導入及びその他の目的のため、列車無線をアナログからデジタルに入替える必要がありました。
そのためにかけた費用はなんと「350億円」だそうです。
これだけお金を掛けても現在では満足な速度がでません。
確かに2009年時点ではある程度な速度だったわけですが通信速度は進化するので今となっては・・・・
しかし、山陽新幹線など東海道新幹線以外の列車無線はアナログのまま。
数百億円も掛けて入替える意義を見出せないのでしょう。
通信会社とJRがタッグを組んでくれればいいんでしょうけど規制も多いんでしょうね。
詳しくはわからいですけど。
現時点で試験的に行われているE-5型のWifiサービスの今後に期待しましょう。
新幹線駅の待合室の無料Wifiサービス
ちなみに新幹線の待合室でもWifiサービスがあります。
そこでなら、速度もまともにはなりますが、待合室だとJRが無料Wifiスポットを用意しているんですよね。
場所コンコース待合室駅東海道新幹線全駅:17駅
新幹線改札口付近東海道新幹線全駅:17駅
新幹線改札外名古屋駅:JR案内所、名古屋市観光案内所、金の時計 付近
京都駅:八条口側案内所 付近
SSID→「JR-Central FREE Wi-Fi」
新幹線のWifiって無料で使えるの?まとめ
ということで東海道新幹線のWifiって存在するのでスマホをWifi接続して使いたいなんて思いますが、その速度は話にならないくらい遅いんですよね。
だから、
新幹線の中で動画見たいなと思ったらWifi使ってもろくに再生できない!
って思ってください。
普通にスマホの通信能力で動画を再生させたほうがスムーズです。
でもスマホにはデータ通信の制限があるから節約したいし・・・・なんて言ってたらやっぱり動画はあきらめた方がいいですよ。
お金を払って遅くて使い物にならない新幹線Wifiを利用するのはあまり賢い選択ではないですね。
どうしてもというのであれば止めませんが・・・・
待合室なら無料でWifiスポットが利用できるじゃないってことでこの話は終わります。
でもWifiを使いたいのは新幹線の中なんだーーー