友人知人から結婚式の写真撮影を頼まれた!!
あなたは一応カメラを趣味にしてるということが伝わった為結婚式のカメラマンを頼まれてしまいました。
でも結婚式の写真撮影なんてやったことない
いままので知識プラスαでどうにかならないか?!
カメラの設定どうしよう・・・悩みますよね
失敗できない一発勝負のイベント
私も義理の弟に結婚式の撮影を頼まれたので、当時の技術できる限り頑張ってみました。
この記事の写真はそんな写真の一部です。
それでも後から撮影した写真を見直して、
ああココ撮っておけばよかった、
ここやり直したい
なんて後悔したので後々役に立つように記録に残しておきます。
撮影状況に応じたカメラ設定については別記事で纏めておきます。
結婚式で撮影しておくべきもの
あなたが結婚式の撮影を頼まれたら、ぜひこういう写真を撮ってあげてほしいという場面を紹介します。
とにかく他の参列者が撮れない写真を撮るために率先して動いてください。
普通の参列者と一緒に行動していては特別な写真というのは撮影できません。
あなたが自分から動かないといい写真はとれません。
普段から被写体だけでなく周囲の状況や、その場所を表すものも撮影する癖がついているとこういうときは便利ですね。
とりあえず、私が実際にプロカメラマンのいない結婚式で撮影を頼まれたときに考えたこの写真を残しておきたかったというものを紹介します。
建物や小物の写真は撮ってもしょうがないと思う人もいるかもしれませんが結婚式の写真でアルバムを作成するときのワンポイントとして強力な写真となります。
会場到着
とにかく結婚式会場の情報写真を残しておきます。
結婚式場にも入れるのであればまだだれもいない場所の写真を残しておくのもいいですね。
あとは飾られている花や結婚式会場の全景や名前が解るものを撮影しておきましょう。
このあたりは記念というより記録写真を残す感じです。
一般参列者の待合室に入った場合
新郎新婦は待合室には来ません。
ですので受付、待合室の状況を残しておきましょう。
できれば参列者の輪に入ってスナップ写真を撮らせてもらうのもいいですね。
このときに
「本日カメラマンをさせてもらう新郎新婦の友人の○○です。
こちらはどんな関係の方たちですか?
なるほど!!
では、記念の一枚お願いします~」
と声かけると流れで撮りやすいし披露宴でもあなたがカメラマンとしての流れができます
待合室の状況や、受付のメンバの記念撮影を忘れずに!!
受付は新郎新婦が特別にお願いしている友人なので残しておきたい1枚ですね。
あとは待合室に飾られている小物類も記録として撮影しておきましょう。
結婚式
おそらく参列者は先に結婚式場に入ると思いますがここであなたも一緒に入ってはいけません。
新郎新婦の待合室に直行です。
ここで待合室、新郎新婦や牧師さんや宮司さんの写真を収めておきましょう。
結婚式入場もあえて中からではなく後ろから撮ります。
前からの写真は中にいる他の参列者がたくさん撮ってくれるのであえてここは後ろから。
ドレスや着物姿の帯、髪型など、あなたしか取れない後ろ姿をキレイに写してあげましょう。
教会の結婚式中はできるだけ場面場面で残しておきたいですね。
席を移動することが可能なら前方に移動して邪魔にならないように斜め前から新郎新婦を抑えたい所。
(ふつうはダメと言われるので難しいですけど)
教会だと最後のほうで結婚誓約書を書きます。
名前の入った結婚誓約書の写真残しておきたいところですね。
式が終わり新郎新婦が先に退場したら真っ先に移動して誓約書の写真を撮りましょう。
私は撮り逃したので大後悔しました。
あとは建物から新郎新婦が出てくるシーンを撮影ですね。
新郎新婦が通り過ぎたあとの紙吹雪のあとの教会前の写真も残してもいいかもしれません。
披露宴
披露宴会場に入る前に「○○家○○家披露宴会場」みたいな名前入りの看板を撮影しておくのをわすれずに。
披露宴はまず会場全体写真を撮影。
新郎新婦の入場はスポットライトが当てられるのでシャッタースピード優先設定でしっかり撮る。
100分の1秒を切ると手振れが気になってくるのでこれ以下の数値にならないように気を付けましょう。
露出はあくまで新郎新婦に合わせる形です。
入場が終わったら式場後方から新郎新婦を中心に全体写真。
ケーキ入刀はしっかり目線をもらうこと!!
ケーキ入刀は一般参加者もこぞって写真をとるので一歩引いて撮影。
一通り撮影が終わったら前に出てあなたが改めて撮影させてもらいます。
来賓客の挨拶も他の人の邪魔にならないように撮影しておきましょう。
来賓客のあいさつ、新郎新婦のあいさつと続いた後は食事タイムです。
参加者が新郎新婦のもとに行きあいさつをしていくと思います。
ですのであなたはのんびり食事をしている場合じゃないですね。
しっかり新郎新婦と友人や恩師たちのやりとりや記念写真を撮影してあげてくださいね。
結婚式のお色直しで、新郎新婦が退場したら、その間に各テーブルを回って記念撮影させてもらってください。
ちゃんと声かけて撮影していきましょう!!
この時、最初の待合室での声かけが生きてきます。
キャンドルサービスは位置取りとカメラの設定が大切です。
私はカメラの設定をミスってキャンドルサービスは失敗してしまった・・・・
とにかくシャッタースピードが重要です。
周囲は真っ暗、キャンドル付近はスポットライトもあり非常に明るいです。
オートで普通に撮影すると周囲の暗さでシャッタースピードが思い切り落ちてしまうのでシャッタースピード優先設定。
スポットライトの当たっている付近は100分の1秒以上の速さでも撮影可能です。
逆にシャッタースピードが遅いと新郎新婦が白飛びしてしまったりブレる原因になります。
だからとにかく撮影してすぐ露出チェック。
テーブルをいくつか回る間になんとかベストなシャッタースピードを探してください。
私は慌ててしまい結果的にキャンドルサービスは失敗。
わかっていたのに設定についてとても後悔しました。
みなさんはご注意を。
披露宴会場でも花やケーキ、ケーキの頂上の飾り、火のついたローソクなどの小物も押さえておきます。
ケーキなどだけでなく花や小物などの飾りもお金がかかっているんです。
新郎新婦はそのことを当然わかっています。
しっかり記録しておきましょう。
披露宴の最後は両親への挨拶ですが
これはもう場所取り命。
両親の顔や涙は逃さないようにしっかり撮影しておきましょう。
このシーンも大抵照明が落とされスポットライトが当てられます。
シャッタースピード優先で頑張りましょう。
披露宴も無事終了すると新郎新婦が出口で参列者を見送ります。
カメラマンはまっさきに披露宴会場から出て、新郎新婦と両親の写真を残します。
あとは参列者へ挨拶しているシーンをできるだけ残す。
最後の頑張りどころです。
自宅に帰ったら
撮影した画像をざーっと眺めてよさそうな写真をピックアップしてメールで新郎新婦に贈ってあげましょう。
最後に引き出物を撮影するとこれはこれで立派な記録写真となります。
結婚式の流れであなたのできるできる限りのことができましたか?
結婚式撮影時に用意しておくもの
結婚式の撮影といっても、用意するものはあなたが写真を撮りに行くのとそんなに変わりません。
一眼レフボディと交換レンズを2本
ボディが2台あればそれぞれにレンズつけておきましょう。
レンズは広角よりと望遠側。
できるだけ明るいF値の小さいものがいいですね
フラッシュはなければないでOKです。
フラッシュを使うことで明るく写せますがそれが結婚式の雰囲気を表しているかと言われるとそうではないのです。
下手にフラッシュ使って撮影しても明るすぎたり影が強く出たり赤目になったり
あまりいいことありません。
よく天井に明かりを反射させて撮るなんて話がありますよね。
わたしの場合は天井が高すぎてそんな技使えませんでしたよ。
事前に会場をホームページなどで確認しておくといいかもしれませんね
最近の一眼レフはISO値をあげても画質の低下が減ってきています。
ISO3200まで上げればそれなりの写真がどんな場所でも撮れるはずです。
後は予備のバッテリーと記憶媒体を余分に。
バッテリーはほんとちゃんと充電しておいてくださいね。
とにかくカメラマンとして上で説明したようにあらゆるものを写真に残してください。
結婚式撮影のための心構え
結婚式の撮影を頼まれたからには、あなたは1日カメラマンです。
自分に頼んできた知人とよく話しておきましょう。
自分だけに頼んだのか?それともプロもいるのか?
途中でカメラ壊れたらごめんなさい
納得いかない写真でも怒らないでね
この写真は必須というのがあれば事前に教えておいて
などなど
カメラマンが自分だけということであれば本気で。
いい写真は、みんなのいい笑顔です。
撮影時は、声を掛けて目線を貰う、友人を誘い集合写真を撮る、皆が撮影している時は後ろからその様子を撮影し
ひと段落したところで、目線を貰い自分だけの写真を撮るなどずうずうしさも必要です。
他の参列者と同じ行動はしてはダメです。
他の参列者と同じ写真は望まれていません。
自分の食事は二の次です
カメラマンになりきってください。
あ、依頼主に御祝儀代もカメラマンするから少なくしておくよと話ししておきましょう(笑)
最後にもしプロカメラマンの結婚式会場での動きを確認したい場合はプロに聞くのが一番。
でもそんな知り合いなんてふつうはいないのでプロの販売しているマニュアルを購入して確認するのが一番の近道ですね。
ウエディング・フォトグラファーの一日、そして撮影に必要なカメラ操作、露出決定、ストロボの使い方他、だれも教えてくれなかったプロの秘密をしることができます。
PDFファイルですので購入手続きをしてすぐに読めるしスマホで読むことも可能なので時間がない時でも安心です。
ブライダル・カメラマン養成講座(プロ・カメラマンへの道、一眼レフカメラ、適正露出一発決定の極意 ウエディングでの撮り方、写真の知識)
まとめ
結婚式の撮影を終えてデータをすべてDVDに焼いて渡しました。
結果的に喜んでもらえたので良かったですね。
撮影した本人からしたらもっといい写真やアングルもあったのではないかと後悔してみたり。
次回撮影する場合はもっと頑張るぞ!!って思ったけどそれ以来結婚する人が周りにいないという(笑)
でも、結婚式は明るい場所、屋内、キャンドルサービス時のように暗い場所、進行など様々な状況があるのでとっても勉強にはなりますね。
式場カメラマンの相場はそれなりに高いですがプロはプロだなぁと思います。
でも、ですよ
自分の場合は事前に式のスケジュールなんて概要しか教えてくれていない
当日朝聞こうと思ったら準備が忙しく会えない始末
ほんとは残したかった写真もあるので事前に進行や撮影するために移動できる範囲をちゃんと確かめておきましょう。