iphoneでJRの定期券として使用できます!
最近ではスマートフォンのアプリなどが高度化し、そのアプリを使って物品の決済などができるサービスが普及し始めています。
その中にはJRの定期券をアプリに設定し、利用できるサービスもあります。
でもiphoneを定期券として使用できる箇所はまだまだごく一部。
今回はiphoneをJR定期券として使用できるサービスについて紹介をしていきます。
目次
iphoneをJR定期券として使用するための条件
iphoneをJRの定期券として使用できます。
ただし条件があります。
その条件が2つ
- ・iphoneをJR定期券として利用できるのはJR東日本のみ
- ・iphone7以降の機種でのみ使用可能
この2つについて詳しく見ていきましょう。
iphoneをJR定期券として利用できるのはJR東日本のみ
1つ目の条件。それがiphoneをJR定期券として利用できるのは
「JR東日本のみ」ということ。(2019年現在)
発着駅のどちらかがJR東日本のエリア内でなければ使えないのです。
また、JR内でもJR東日本のエリアからJR東海の駅区間の定期を作ることができません。
JR東日本では、交通系ICカードであるSuicaをiphoneのアプリにインストールしてモバイルSuicaというサービスを提供しています。
iphoneを定期券として使用するためにアプリが必要になります。
iphoneのApple PayにSuicaの定期を設定することにより、iphoneがSuicaのICカードと同じになる仕組みになります。
iphone7以降の機種でのみ使用可能
iphoneでSuicaの機能を持たせるにはiphone7以降に発売されたものに限ります。
iphone6までは使用できないので注意してください。
またiphone7であってもSIMフリー版ではモバイルSuicaに対応しないので注意が必要です。
そのためNTTドコモ、au、ソフトバンクで購入できるiphone7/7Plusが使用可能です。
iphone8以降に発売されたものに関してはSIMフリー版でも使用可能です。
JR東日本以外のiphone対応状況
ではJR東日本以外の鉄道会社はどうなのでしょう?
JR東同様のサービスについては他社でも検討を進めている可能性はありますが、他のJR各社に普及するかどうかは不明です。
2019年6月現在、Suica以外の定期券をiphoneに登録することはできません。
ではiphoneを保有されている方で、JR東日本を利用される場合や定期券を持っている場合はiphoneをJRの定期券として利用してみようかと思っているかもしれませんね?
では実際にiphoneに定期券の機能を、持たせるための具体的な購入方法について紹介します。
JR東日本でiphone定期券の購入方法
iphoneをJRの定期券として利用する場合の購入方法につい
て紹介していきます。
まずは初めてApple PayでSuicaを利用する場合について紹介します。
初めて定期券を購入する場合
初めてApple PayでSuicaを利用する場合には、iphone用のSuicaアプリケーションをApp Storeからインストールします。その上で、Suicaの新規購入と定期券を購入します。
https://itunes.apple.com/jp/app/suica/id1156875272?mt=8&uo=4&at=11lHd9
この場合の注意点としては2つあります。
1つ目の注意点は、
Suicaアプリケーションでの定期券購入の場合には会員登録が必要であることです。この会員登録をWebで実施した上で、定期券を購入します。
もう1つの注意点は、
定期券購入などがクレジット決済となることです。
Suicaを発行、定期券を購入する場合は、Apple PayまたはSuicaアプリケーションに設定したクレジットカードでの決済を行います。
クレジットカードを保有されていない方がいらっしゃる場合には、クレジットカードの発行も実施しておきましょう。
なおこのクレジットカードの発行にあたっては、JR東日本でViewカードというクレジットカードがありますので、クレジットカードを保有されていない場合にはViewカードの発行も検討してみても良いと思います。
Viewカードで定期券を購入すると通常の3倍のポイント(1.5%)が付与されるのでお得感があります。
私も定期券やSuicaにチャージする場合などはviewカードを使用しています。
1年くらい使っているともれなく5000円の図書カードと交換できるくらいのポイントがたまります。
すでのSuica定期券を持っている場合
また、すでにSuicaカードを持っている場合は継続して定期券を使用したいですよね。
使用中のカードをApple Payに取り込むことができますが、注意点が3つあります。
1つ目は、Suicaカードを取り込めるiphoneの機種です。
この取り込み機能ができるiphoneはiphone7もしくはiphone7 plusのみとなります。
最近のiphoneの新機種では取り込みができませんので、Suicaを新たに発行することとなります。
2つ目の注意点は、iphoneで取り込んだ場場合
電子マネーの残高や定期券を保有のSuicaカードに戻すことはできません。
よって取り込みが完了したのちには、ICカードSuicaカードは無効となり、また再びICカードにチャージにして利用することができなくなりますので、注意してください。
そして3つ目
ICカードのSuicaにはクレジットカードの機能をもった定期券というものがあります。
このクレカ機能付きの定期券は移行することができません。
この場合は定期券が切れたタイミングでiphoneに移行させるか、一度みどりの窓口で定期券とクレカ機能付きSuicaを分けてもらう必要があります。
継続、更新方法
Suicaアプリ、およびWalletアプリを利用した定期券の継続については、少し注意する必要があります。
基本的には、Suicaアプリ、およびWalletアプリを利用して定期券の継続、更新という処理をします。
しかし定期券の有効期限を過ぎて切れている場合には、SuicaアプリとWalletアプリで対応に差が出てきます。
AppleのWalletアプリでの定期券の継続購入ができないという点です。
定期券は2週間前になると改札通過時に期限が切れる日にちが表示されるようになり更新が可能になります。
この期間内に更新しない場合はWalletアプリでは継続購入ができないんです。
こうなってしまった場合はSuicaアプリケーションを利用して、定期購入の手続きを実施する、もしくは普通に定期券を購入してWalletアプリに再度取り込むという形になります。
これだと面倒なので最初からSuicaアプリを使用する方が面倒がなくていいですね。
https://www.jreast.co.jp/appsuica/teikikaikata/
払い戻し方法
最後に払い戻し方法、経路の変更についてです。
この場合、Suicaアプリでの操作によって定期券の払い戻しができます。
定期券の有効期限までの残り日数によっては返金ができないことがありますので、注意しましょう。
→定期券の払い戻しに関する記事はこちら
また払い戻しの場合には手数料として220円がかかります。
なお、払い戻しの操作の場合の注意点としては、通信不安定な環境では払い戻しの手続きが正常に完了しない場合がありますので、通信環境が安定している場所での操作を行います。
払い戻しした際に発生した返金額は、Suicaアプリケーションで定期券を購入した際のクレジットカードへ返金されます。
また、Suica定期をiphoneで取り込んでいる場合には、指定の金融機関の口座への返金となります。
ICカードと比較してのメリット
ICカードと比較した際のメリットは、2つあります。
1つ目はスマートフォンから定期券の新規、継続の処理ができますので、自宅など時間がある時に定期券の手続きができ、便利です。
2つ目はスマートフォン1つで完結することです。
スマートフォンさえあれば、決済も楽になりますし、お財布の中のカードや定期フォルダなどを持つ必要もなくなり、持ち物が減ることになりますので、便利です。
ICカードと比較してのデメリット
ICカードと比較した場合のデメリットも2つあります。
1つは、スマートフォンの紛失のリスクです。
スマートフォンを紛失した場合には、同時に定期券も失うことになります。
またスマートフォンにおける各種手続きを再度行う必要がありますので、手間も時間もかかります。
もう1つのデメリットは電源喪失のリスクです。
基本的にはiphoneが稼働している場合にSuica定期券の利用となります。
よってiphoneの電池の残量には日頃から十分注意していく必要があります。
仮に電源を喪失してしまいますと、駅の改札口のICカードタッチ板に反応せず、Suica定期券が使えなくなります。
使い物にならないこととなります。
まとめ
iphoneをJR定期券として利用する場合の方法と注意点について説明しました。
便利な点もあれば、デメリットもありますので、この辺りを注意した上で、自分にあったJRの定期券購入の方法を検討してみましょう。