鉄道

JRの定期券購入時に必要な書類は?

JRの定期券は通勤や通学で利用する機会があると思います。

JR線を利用する回数が多い場合には、定期券を購入することで、切符を毎回購入することもなく、さらにお得な割引もありますので、大変重宝するものです。

この便利で重宝するJRの定期券の購入において、事前に用意しておくものはあるのでしょうか。また通勤定期、通学定期で用意する書類は異なるのでしょうか。

今回は、JRの定期券購入時において必要な書類について、説明をしていきます。

JRの定期券購入時に必要な書類は?

まず、定期券の条件としては、購入する区間の距離が100キロ以内とされていますので、この範囲で通勤定期を購入することとなります。

  • ヤフー路線で確認
  • 通勤用定期券は書類無しでも購入可能

この区間距離を前提に通勤定期券を購入するために必要な書類は定期券購入申込書が必要となります。

この定期券購入申込書は、定期を購入できるJRの各駅に用意されております。

窓口での購入の場合にはJRのみどりの窓口で必要事項を記入します。

一方、最近ではJRの定期券を購入できる自動券売機が用意されている駅が増えています。その場合では、書類に記入することなく、券売の画面から必要事項を入力することができます。

駅の窓口の場合は、定期券以外のも切符を販売していることもあり、行列ができやすく、定期券を購入するまでに時間を要することもありますが、自動券売機の場合は比較的空いていますので、スムーズに購入もでき、申込用紙に記入するといった煩わしさもありません。

通学用定期券は特別な書類が必要!!

なお通学定期においては、少し事情が異なります。通学の定期券購入申込書に加えて、学校が発行する書類が必要となります。

では通勤定期の場合と、通学定期の場合での定期券購入の際の手続きについて、もう少し詳細を説明していきます。

通勤の場合

JRの通勤定期の場合では、JRの駅の窓口に用意されている定期券購入申込書、もしくは定期券を購入できる自動券売機で必要事項を記入、登録していきますが、どのような情報を入力する必要があるのでしょうか。

購入に必要は情報としては、利用者の氏名、生年月日、性別、電話番号といった個人に関する情報に加え、定期券の利用区間、経由駅、利用期間を記載していきます。

これらの情報を記載、もしくは登録した上で、定期券の料金を支払うことによって、購入ができます。定期券の購入においては、現金のほか、クレジットカードでも購入することができます。

なお、通勤定期を購入すう場合には、基本的には会社が発行する証明書などは不要となります。

通学の場合

一方、通学定期を購入する場合には、通勤定期とは事情がことなります。

通学の定期券購入申込書に加え、学校が発行する通学証明書、または通勤定期乗車券購入兼用の学生証を提示する必要があります。

これは、通学定期は通勤定期よりもさらに割引率が高くなる定期となります。従いまして、不正利用防止のため、学校に通学、および在籍している証明書の提示が必要となっているのです。

なお、年度のはじめに通学定期を購入する場合においても、学校が発行する証明書を提示することになりますが、同一年度年度内に継続で通学定期を購入する場合においては証明書の提示は不要となります。

また、通学定期では小学校、中学校、高校、大学の4種類があり、それぞれ割引率が異なります。従いまして、小学校から中学校、中学校から高校、高校から大学へ学校が変わる場合には必ず、進学する学校が発行する証明書が必要となります。

→割引率違いについての記事

さらに通学定期においては、定期券を購入する区間で注意しなければならい点があります。

通勤定期と同じく、購入する区間が100キロ以内であることに加え、学校の最寄駅から自宅の最寄駅までの区間のみ、定期券を購入することができます。

例えば、大学生や高校性がアルバイトをしている場合で、アルバイト先が学校の最寄駅から先にあるとします。

この場合、心情としてはアルバイト先の最寄駅までの区間を通勤定期として購入したくなるのですが、通学定期の購入のルール上、学校の通学区間外の区間で通学定期券を購入することはできません。

また高校生が通っていう塾や予備校が通学区間外にある場合においても、通学区間のみの通勤定期の購入となります。

JR定期券は合格通知書があれば購入可能?

来月から入学だから定期券を買いたい!

JR定期券の通学定期を購入する場合には学校が発行する通学証明書、または通勤定期乗車券購入兼用の学生証を提示する必要がありますが、これ以外で、通学定期を購入する際に利用できる書類はあるのでしょうか。

例えば、学校の合格通知書を利用して通学定期を購入することはできるのでしょうか。

その答えは、通学定期を購入することはできません。

学校の合格通知書の意味合いとしては、その学校に合格し、入学する権利を得られる内容となります。従いまして、必ずしも、その学校に入学するかどうかを客観的に判断できる書類ではないことになります。

たとえ本人の意思としてはその学校に入学したいという気持ちがあり、混み合う前に事前に通学定期を購入したいところではありますが、基本的には合格通知書を元に通学定期を購入することはできないとされていますので、注意してください。

一方、通学定期の場合には、通勤定期と違い、割引率も高くなりますので、通学定期の不正利用防止の観点も、その学校に通学していることを証明できなければ、通学定期を購入することはできません。

JRの定期券に年齢制限ってあるの?

JRの定期券購入の際に年齢制限はあるのでしょうか。

通勤定期の場合には、この年齢制限はありません。

一方、通学定期の場合においては、小学校、中学校、高校、大学についてはその学校に在学していることを証明できればよいため、特に年齢制限はありません。特に大学については通学する方の年齢層は広いこともあります。

従いまして、年齢が30代、40代であったとしても学生証があれば通学定期を購入することができます。

まとめ

JRの定期券を購入する際に必要な書類について紹介しました。

通学定期では所属する会社の証明書は必要なく、定期券の購入申込書のみが必要ですが、通学定期の場合ではそれに加え、その学校に通学、在籍している証明書が必要となりますので、この点は注意しましょう。