浅草三社祭のメインイベントと言えば土日に行われる神輿渡御。
神輿の宮出しの時間を本社神輿と氏子町の神輿に分けて時刻を紹介します。
また、みんなが気になる神輿の重さについても迫ってみたいと思います。
この記事では三社祭の神輿ルートの宮出し時間と本社神輿の重さに迫ってみたいと思います。
三社祭の神輿ルートの宮出し時間は?
浅草神社の三社祭には3基の本社神輿が担がれます。
本社神輿が担がれるのは三社祭の最終日の日曜日。
朝早くから各氏子町を周り夜になったころに浅草神社に戻ってきます。
2017年の三社祭では浅草神社の3基の神輿は、
一之宮神輿が西部各町
二之宮神輿が南部各町
三之宮神輿が東部各町
を渡御します。
浅草神社内では朝の2時45分から神事が開始されます。
しかし残念ながら浅草神社内は敷地が狭いので一般観覧者は入ることができません。
宮出し時刻は朝の6時、7時半に宮出しが終了していよいよ各氏子町へ向けて出発です。
それでは各町を周る時間を観ていきましょう。
ちなみにどの神輿がどこへ向かうかは年毎に変わるので3年で一周する感じです。
ルートは平成29年版の[http://www.asakusajinja.jp/sanjamatsuri/junro.html]を引用させていただきました。
一之宮神輿が西部各町
場所 | 予定時刻 |
宮出し | 6:00 |
宮出し終了 | 7:30 |
浅草二 | 8:00 |
芝崎東 | 8:45 |
芝崎西 | 9:20 |
芝崎中 | 9:55 |
西浅三北 | 10:30 |
[トラック] | 11:05 |
浅草町一 | 11:35 |
浅草清三 | 12:10 |
浅草町一 | 12:45 |
[トラック] | 13:20 |
堤 | 13:35 |
千草 | 14:20 |
浅草仲 | 15:05 |
浅草千和 | 15:50 |
千二西 | 16:35 |
千二光月 | 17:10 |
千一南 | 17:45 |
浅三東 | 18:30 |
神社北西角 | 19:40 |
宮入り | 20:00頃 |
二之宮神輿が南部各町
場所 | 予定時刻 |
宮出し | 6:00 |
宮出し終了 | 7:30 |
仲見世 | 7:45 |
雷門東部 | 8:40 |
雷門中部 | 9:20 |
雷門西部 | 10:00 |
雷門田原 | 10:40 |
寿四 | 11:20 |
駒形 | 12:00 |
寿三東 | 12:40 |
寿一 | 13:20 |
寿二 | 14:00 |
西浅草一 | 14:40 |
浅一三栄 | 15:20 |
浅草公園 | 16:00 |
浅草西 | 16:40 |
浅草中央 | 17:20 |
浅草東 | 18:00 |
雷門 | 18:40 |
宮入り | 19:30頃 |
三之宮神輿が東部各町
場所 | 予定時刻 |
宮出し | 6:00 |
宮出し終了 | 7:30 |
浅草馬一 | 8:00 |
花川戸一 | 8:50 |
花川戸二 | 9:40 |
浅草馬二 | 10:30 |
浅草象一 | 11:20 |
浅草象潟 | 12:10 |
浅草象三 | 13:00 |
浅五会 | 13:50 |
浅草馬三 | 14:40 |
田聖睦 | 15:30 |
聖天 | 16:20 |
猿若 | 17:10 |
鳥居南側 | 18:45 |
宮入り | 19:00頃 |
町内神輿連合渡御のルート
本社神輿渡御の前日となる土曜日には各氏子町のお神輿が浅草神社に宮入します。
その数は全部で44基。
44基のお神輿が浅草寺の裏に集合しながら順番に浅草神社に入り参拝を行います。
西部、南部、東部の氏子町の順番で集合、参拝を行います。
西部方面 11時30分集合 正午発進
南部方面 12時30分集合 西部に引き続き13時00分頃発進
東部方面 12時30分集合 南部に引き続き14時00分頃発進
各町内の神輿の出発場所、ルートなどはネット上には公開されていないようですね。
でもこの三社祭の期間は、浅草神社に宮入を行わない神輿も含めて100基以上の神輿が浅草周辺を渡御します。
そのため神輿を観ることができないなんてことは決してないでしょうね。
公開されているのは各氏子町が浅草神社に宮入する時間。
この時間に浅草神社に周辺にいれば各氏子町のメインとなる44基の神輿をみることができます。
浅草神社の3基の神輿について
浅草神社には3基のお神輿があります。三社祭の最終日にが本社神輿3基が各氏子町を渡御します。
一之宮には土師真中知命「はじのまつちのみこと」
二之宮には桧前浜成命「ひのくまはまなりのみこと」
三之宮には桧前竹成命「ひのたけなりのみこと」
戦前にあったお神輿は徳川三代目将軍家光公により、寛永14年に建造寄進されたもので、300年間担ぎ抜かれました。
昭和2年、文化財の指定を受け、保存されることになり、新しく3基のお神輿を新調ししました。
しかし、戦災により四之宮(明治初年、田町で新調した東照宮の神輿)を含む新旧7基全てを惜しくも焼失。
現在の神輿は氏子四十四ヶ町により、一之宮、二之宮が昭和25年に、三之宮が昭和28年に奉納されたものです。
神輿は祭礼にあたり、神幸祭に際して、ご神体あるいは御霊代がお乗りになる輿の事をいいます。
いわゆる神様の乗り物ってことですね。
神幸とは、ご神体が御旅所(神幸の中継地、および目的地となるところ)に渡御することをいいます。
このとき、氏子達が担いで各地区を練り歩きますが、こうすることで神様に各地区を観てもらう意味があるんです。
神幸の途中、神輿を上下左右に振り動かしたり、わざと荒々しく揺さぶりますよね。
それは神輿に坐す神様の「魂振り(たまふり)」を行い、これにより神様の霊威を高め、豊作や豊漁、疫病の退散がなると信仰されているからなんです
まだまだ続くよ~
浅草神社の本社神輿の重さは何キロ?
三社祭の宮神輿の大きさは三基ともほぼ同じ大きさなんですよ
一之宮だけ鳳凰が付いているので少し大きくなってます
一之宮
高さ 1,770mm+660mm
幅 1,850mm
二之宮・三之宮
高さ 1,780mm
幅 1,850mm
その重量は
一之宮神輿で622kg
二之宮・三之宮神輿の重量は582kg
神輿は担ぎ棒の上に乗せて担ぐのですがその担ぎ棒の重さも約400kg
そのため、三社祭で担がれる神輿の重さは
約1トン
という重さになります。
なお、日本で一番重いといわれている神輿は富岡八幡宮の一之宮神輿。
その重さは何と4.5トン
もちろん、担ぎ棒は別ですし4.5トンも神輿を担ぐための担ぎ棒も5トンくらいになるらしいです。
そうなると流石に重すぎますよね。
その為、あまりの重さから最初に一度担いだだけでその後は一度も担がれていないという代物です。
→詳細はこちらの記事で「深川八幡祭りで使用される神輿は一の宮神輿か二の宮神輿?」
昔は調子に乗った大人たちが担いでいる神輿の上に何人も乗りその結果担ぎ棒が折れるという事故が発生しました。
600kgの神輿が落ちるんですからね、下手すれば死亡事故ものです。
この事故以降、神輿に乗ることが一切禁止。
もし乗ったらその氏子町は翌年の祭りへの参加禁止などの厳罰があるそうです。
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神輿に使用される木は樫などの丈夫なものが使用され、質量も重くなりがち。
さらに装飾の金属類が重さを増やしているようです。
こちらで一般的なお神輿を購入できますので重さの参考に
一般的に神輿の重さを公表していない場所も多いですよね。
公表しない理由は実際に量っていないという所も多いようです。
神輿は神様の乗り物だから重さを測るなんて恐れ多いっていう話も聞いたことあります。
ちなみにお神輿のお値段ってどれくらいするのかというと
現状一般で購入できる漆塗品のお神輿で約300万円だそうですよ。