8月になり、夏風邪も流行ってくる季節。
夏風邪かかってしまったかな?と思ったらまずは症状を確認してみましょう
夏風邪の症状を見ているとなんか違う。
あなたのその症状は、インフルエンザかもしれません。
インフルエンザというと冬の病気に思えますが違うのです。
その感染ルートと、インフルエンザだった場合の対処の方法についてお伝えします。
夏場だからといっても夏風邪と思い込んだりせず、ちゃんと症状を確認し病院へ行きましょう。
夏風邪の症状を確認
夏風邪の症状というと以下のような症状が見られます。
高熱、のどの痛み、せき、おう吐・下痢、目やに(眼脂)、発疹など
嘔吐や発疹が特徴的な症状です。
詳しくはこちらの記事に記載しています。
→夏風邪の症状はどんなもの?早く治す方法は?夏風邪は人に移るの?移らないの?
夏風邪はウィルス性のものが症状が酷く、どちらも発疹や水ぶくれが特徴です。
- ヘルパンギーナ
- 手足口病(てあしくちびょう)
ヘルパンギーナは40度近い高熱とノドに水ぶくれができるのが特徴。
手足口病も、足の裏や手のひらに、赤い発疹や水ぶくれができます。
あなたの症状はこれにあっていますか?
クーラー病っていうのもありますが、こちらは高熱はでません。
頭痛と体のダルさが主な症状です。
しかし、あなたの症状はどうでしょう?
前触れもない急な高熱、体の節々が痛い、体がだるくて動けない
こんな症状を持ってませんか?
この症状は、夏風邪のものでないかもしれません。
その症状はインフルエンザかもしれないのです。
夏風邪ではなくインフルエンザかも
実は夏場でもインフルエンザにかかる可能性があるのです。
インフルエンザは冬のウィルスという認識でいますよね。
主に日本で流行するのは1月~3月です
実際、夏場は湿度が高く、ウィルスにはこの湿度の高さが合わないため繁殖しずらいのです。
だいたい湿度50%以上だとウィルスは空気感染しないと言われています。
しかし、8月が夏場なのは北半球の話です。
南半球では季節は逆転しています。
オーストラリアやブラジルなど、南半球では冬の季節です。
実際、インフルエンザが南半球で流行するのは7月~9月になっています。
南半球からの旅行者が日本にウィルスを持ち込む可能性があるんですね。
日本国内では夏のため、ウィルスの空気感染の可能性は比較的低めです。
でも、電車内で隣に座っている外国人が咳をしていたら、その人は今日南半球から来ていたら、
あなたも連日の暑さや仕事で疲れ気味、ウィルスが感染しやすい体調だったら・・・・
あなたにインフルエンザウィルスが感染する可能性があります。
インフルエンザは1日~3日の潜伏期間の後、急に39度近くの高熱が発生します。
関節痛、筋肉痛、頭痛などの他、全身倦怠感、食欲不振などの「全身症状」が特徴的です。
鼻水やのどの痛みは後から発生します。
もし、このような症状があり、あなたが人混みの多い都会に住んでいるなら感染の可能性はゼロではないんです。
インフルエンザだとしたらどう対処する
インフルエンザの症状かなと思ったらとにかく病院へ。
医者にちゃんと症状を伝えましょう。
特に、急な高熱と関節痛などの全身の痛みはインフルエンザの特徴です。
夏場のインフルエンザといっても基本的には冬場に流行るインフルエンザと同じです。
インフルエンザは基本的には安静にすることが重要です。
インフルエンザは、肺炎や脳炎(インフルエンザ脳炎)などを合併して重症化することもあります。
また、熱が高いからといって解熱剤はインフルエンザには良くないと言われています。
インフルエンザで熱が出るのは体がウィルスに抵抗しているからなんですね。
だから無理に熱を下げるのは逆効果なのです。
病院に行ってちゃんと診察してもらえれば「抗インフルエンザウイルス薬」を処方されるでしょう。
これは飲むことにより多少ですがウィルスを体から排除することができます。
熱も下がり、これで大丈夫という体調になったとはいえ注意が必要です。
夏場とはいえインフルエンザは空気感染の可能性がある病気です。
しっかり治してから外出しましょう。
まとめ
夏場でもインフルエンザウィルスは存在しているということを忘れてはいけません。
インフルエンザの特徴的な症状、高熱+関節痛
この症状があったら夏風邪ではないことも疑ってかかりましょう。
夏場は、電車の中は特にエアコンのかけ過ぎで乾燥してしてます。
- 熱くて食欲が落ち、食事がかたよる
- 睡眠不足
といったことで免疫力が落ちてますし、ウィルスに感染しやすい状態になりやすいです。
冬場と同じく手洗いうがいなども予防に効果があります。
夏でも欠かさず行いましょう。