新幹線のぞみの座席。一人で乗るならどの座席がおすすめなのか?
「どこでも同じじゃないの?」って思ってませんか。
そんなことはないんですよ。
座ってみると結構違います。
私は最近、東京~広島間を何度も新幹線に乗る機会があったのでいろいろ選んでみました。
座席指定がいいのか自由席がいいのかという話もありますが、新幹線の車両の最前列と最後列、窓際と通路側細かい違いがいろいろあるんです。
さらに何号車に乗るのおすすめなのかって話もありました。
基本的には自由席でも指定席でも同じように使えるおすすめの座席のお話。
この記事では新幹線の座席のおすすめは前それとも後ろなのかを徹底的に解説していきます。
年末年始やゴールデンウィークに実家に帰省するときの参考にしてください。
関連記事:新幹線の座席どっちが前?上りと下りの向きによって変わるの?
目次
新幹線の座席おすすめは前?それとも後ろ?
新幹線の座席 最前列のメリットとデメリット
新幹線の座席で最前列の一番は前にだれもいない特等席(最前列ですからね)。
さらにテーブルが座席裏のものと比べて大きい!
パソコンなどの操作も快適。
このテーブルの大きさは最大のメリットになります。
でも、実際に座ってみると不便に感じることがあるんです。
それが「足元が狭い!!」ってこと。
最前列は一番前なんだから目の前は壁。
2列目以降の席の場合は椅子の下にスペースがありますよね。
普段はそこに足をつっこめるので足が延ばせます。
ところが最前列ではそれができません。壁ですから。
そのため足の置き場に困るというか足が延ばせず窮屈に感じるというか、これが最大のデメリット。
一見前の座席がないので空間的には広そうなんですが足元の広さはイマイチなのが最前列です。
さらに、一番前ということは車両の扉の目の前。
人が通ると扉が開いたり閉まったりします。
この扉の開け閉めが視線に入るので煩わしい。
そして冬場にとくに感じるのが風。
新幹線が駅に着くと人の乗り降りがあります。
外気が新幹線の車内まで入ってくるんですよね。
冬場の冷たい空気を直接受けやすい席が最前列。
なんかテーブルが大きい意外はメリットがなく、デメリットの方が多くありませんか?
そのため私は最前列は選びません。
新幹線の座席 最後列のメリットとデメリット
それでは最前列とは逆に一番後ろの最後列。
この席のメリットはなんといっても後ろに誰もいないこと。
座席の背もたれを倒すことになんの躊躇もいりません。
自分の好きなだけ倒すことができます。
この後ろの先に誰もいないことが最大のメリットですね。
さらに座席の後ろに荷物も置けるスペースがあります。
だから結構大きな荷物なんかがあっても気兼ねなく後ろのスペースに置けます。
いつもは足元に置く荷物がないので余裕ができますね。
赤ちゃん連れであればベビーカーも置けるので結構便利。
ちなみにこのスペースは最後部席専用ではなく共有スペースなので同じように荷物をおきたい人がいたら使わせてあげて下さいね。
ではデメリットは何があるのでしょう?
前の席から背もたれが倒れてくるそんな状況があることでしょうか?
でもそれは2列目以降に座ったらどの席でも同じこと。
あるとしたら一番後ろなので最前列と同じで停車駅で外気が入ってくることですね。
それでも最前列に比べてドアとの距離もあるし座席の後ろからなので最前列ほど冷たさは感じないでしょう。
自分としては最後列は最前列よりも快適でおすすめです。
新幹線の座席 中央付近のメリットとデメリット
では前から2列目以降、最後列より前の座席はどうでしょう?
ここは前も後ろも人がいるので座席を倒すには気を遣いますし、前の人が倒す背もたれも気になります。
でも、ドアから離れるので外気の影響は受けにくいので寒いとか感じることは少ないですね。
私は一番後ろの席が取れない場合は最前列ではなく通常の席を選ぶ派です。
個人的にはAからE席のどの位置を狙うのかの方を気にします。
新幹線の座席窓際と通路側のメリットデメリットとは?
新幹線は3列席と2列席に分かれていますね。
窓側と通路側のメリットとデメリットも知っておきたいところです。
新幹線の窓側のメリット、デメリット
窓際っていいですよね。
新幹線に座って数時間、窓があれば外を見ることができますからね。
さらに最近の新幹線では壁にコンセントがあるんです。
新幹線に乗っている数時間、スマホをいじっていたらあっという間に電池がなくなっちゃいます。
充電しながら使用可能なのがいいですよね。
パソコンを使う場合もコンセントがあると安心です。
3DSなどの携帯ゲームも同じ。充電できるのはありがたいですね。
関連記事:新幹線の充電コンセントがある車両早見表。iphoneの充電は可能?
ちなみにグリーン車は全座席に電源コンセントがあるので考慮不要です。
窓があること、電源が使えるのが普通車両窓際のメリットと言えるでしょう。
東海道新幹線のコンセントについては2020年のオリンピックに向けて改善されていくので新型新幹線の導入が楽しみです!
デメリットはトイレに行くときに内側の席の人に気を遣うこと。
座ったままだと前を通れないので席をたってもらわないといけないんですよね。
でも、トイレに行かなければいいじゃないってことで新幹線に乗る前にしっかりトイレに行けば窓際のデメリットはなくなります。
だから、私は窓際に座れるなら窓際に座ります。
2人席側の窓側であるE席であればトイレに行くにしても1人しかいないので通路に出やすいですよね。
さらに東海道新幹線の場合、名古屋~新横浜間を通っていると新幹線から富士山が良く見えるポイントがあります。
東海道線の新富士駅あたりですが、これが見えるもメリットですね。
富士山は2列席の窓側であるE席の特権です。
新幹線の通路側のメリット、デメリット
通路側に座るメリットはいつでも座席を移動できること。
トイレに行ったり、駅で降りたりするときに気を遣わないですむことですね。
例えば名古屋で乗って、新大阪で降りる場合。
博多行きの新幹線だと通路側に乗った方がいいですね。
車内販売で食べ物を購入する場合も楽ですし、トイレにも気兼ねなく行けます。
そういった意味では乗る新幹線の行先より手前で降りるのであれば通路側に座るというのは有効な選択肢。
デメリットは窓側に座っている人が先に下車する、トイレに行く、車内販売を利用する。
そんな通路側のメリットを窓側の人が行う場合は通路側がデメリットとなって現れます。
こればかりはどうしようもなく、我慢するしかないですね。
あとは通路を通る人の荷物がぶつかることがよくあること。
ほんとイラってくる瞬間ですよね、少しは気を遣えって思います。
これも我慢我慢。
関連記事:新幹線のひじ掛けの権利は?隣の人が越えてこないようにする方法とは?グリーン車は?
新幹線の座席は3列と2列のどちらを選ぶ?1つだけ広い席があるんです。
新幹線の座席は一般車両であれば3列と2列です。
このどちらかを選ぶかという点も気にしておきたいところです。
新幹線の座席は埋まっていく順番というのがあります。
それが2列席の窓側、通路側、3列席の窓側、通路側、そして真ん中席。
1人で乗車する人の場合はこの順番で席がうまっていく傾向があります。
3列席の真ん中は座席に余裕がある限り座る人はいません。
上で記載した窓側と通路側のデメリットを両方受けますからね。
不人気で席です。
でも実はこの3列席の真ん中だけ横幅が他の席に比べて広いんです。
とはいっても2cmというわずかな差なんですけどね。
1人で乗車する場合は2列席を確保したほうがいいのは上で説明した通りの理由。
新幹線は何号車に乗るのがおすすめ?
ここまで1つの車両の中で前か後ろか窓側か通路側かという話をしてきましたがここでは何号車がおすすめかという話。
通路側に座って煩わしいのが人の通行。
流石に駅の停車時に人が通路を通るのは仕方ないですが、それ以外にも人が通路を移動する理由がありますよね。
それがトイレ。
新幹線が走行中でも人はトイレに向かいます。
それは仕方のないことですが、そこは考え方。トイレに行く人の流れが一番少ない座席っていうのもありますね。
例えば新幹線のぞみの場合は、トイレがあるのは
1号車後部、3号車後部、5号車後部・・・・15号車後部。
といった具合に奇数号車の後部にトイレがあります。
例えば1号車後部のトイレを使用するのは1号車の人と2号車の人。
2号車の人が3号車の後ろのトイレにいくことは少ないですよね。
そうすると1号車前の方、2号車後ろの方の席は通路を立ってトイレに行く人が通る回数が少なくなるのがわかりますか?
そのため通路側に座る場合はトイレのある車両の前の方か、その後ろの車両の後方席がいいことになります。
これで、新幹線の走行中は静かになりますよね。
昔は動力車両の方がうるさいなんて話もありましたが新幹線のぞみのN700系を見ると全車両動力付なんですね。
だからどの車両にのってもモーター音が違うということはありません。
車両の接続通路(トレイ周辺など)は走行音が結構します。
それだけ座席のある場所は騒音対策ができてるってことですね。
新幹線の自由席を確保する場合は何号車がおすすめ?
新幹線の自由席を利用する場合は「どの車両がいいのか?」ということも考えると思います。
東海道新幹線の場合は1号車から3号車が自由席になります。
乗り心地はどの車両でも一緒なので特に気にする必要もないでしょう。
しかし、混雑時に自由席で座るために行列に並ぶなら話は別。
1号車、3号車は選ぶべきではないんです。
その理由に関しては「新幹線の自由席 混雑回避の乗り方!座席ゲットのため私がする3つの方法」にまとめています。
新幹線に一人で乗るときに選んではいけない車両とは?
実際に選んではいけない車両があるわけではなく、選ぶと後悔する可能性ある車両があります。
それは多目的室のある車両とその後続車両。
最近、赤ちゃん連れにおすすめな車両として多目的室のある車両が紹介されます。
そのため多目的室のある車両の近くには赤ちゃん連れがたくさん。
さすがに隣の人は気を遣ってもらってもらえる可能性もありますが車両単位としてはやはりうるさい。
赤ちゃんや子供の声や鳴き声に敏感な人はぜひ避けた方がいいです。
特に新幹線で寝ようと考えている人はなおさらです。
この車両は指定席であることがほとんど。
そのため予約時に何も考えずに予約して後悔しないように注意してくださいね。
逆に子供や赤ちゃんがいるのならこの車両がお勧めになります。
赤ちゃんと一緒なら多目的室がある車両
赤ちゃんが一緒にいる場合の車両選びも大事です。
赤ちゃんはほんといつ泣き出したりぐずったりするか解りません。
それに長い新幹線の旅。オムツ交換や授乳の時間も確保しなければいけません。
そんな時に便利なのが多目的室のある車両。
赤ちゃんのぐずり赤ちゃん連れのや授乳、オムツ交換がとっても楽になる車両を紹介します。
関連記事:新幹線におすすめ車両まとめ!自由席とグリーン車は選んでは行けない理由
新幹線の座席でベビーカーはどうする?
小さい子供がいる場合はベビーカーを持って新幹線にのりますよね。
この場合に困るのが乗車中のベビーカーをどこに置いておくべきかという話。
最後列の席が確保できれば背もたれの後ろに空間がありますがなかなかうまく席の確保ができません。そんな時にできることについて考えてみました。
関連記事:新幹線にベビーカーを持ち込みすると置き場所はどこ?ズバリ解決!
新幹線の座席おすすめのまとめ
ここまで新幹線の座席の位置によるメリットとデメリットをまとめてみましたが結局どこがいいのか?
- 新幹線車両最前列はテーブルが大きい以外はデメリットが大きい
- 新幹線車両最後部列は後ろの人を気にしないで済む
- 新幹線窓側は席を立たなければ電源あり、景色あり
- 新幹線を途中下車するなら通路側が便利
- 新幹線の車両ならトイレのある車両の前と後ろの車両の後部席が落ち着ける
- 新幹線の車両で多目的室に近い車両は避ける。
という感じで纏めると、1人で新幹線に乗るのにオススメな席は以下のようにまとまります。
新幹線の行先の終点まで乗るなら
偶数車輌の最後部列窓側(E席を選べば新幹線も観れる)
もちろん窓側を取るなら事前にトイレ行って新幹線では行かないつもりで。
新幹線の行先の途中駅まで乗るなら
偶数車輌の最後部列通路側
という感じでどうでしょうか?
座席指定の場合の参考になればと思います。
どの席でも一長一短があって必ずここがいいってわけではないですが自分の考え方ではこうなりますね。
でも、結局は横や前、後ろに座った人によって変わってきますけど、こればかりは運です。
傍若無人な人は来ないことを祈りましょう。
快適な新幹線の旅ができることを!!