新型iphoneSEの防水機能はどれくらい?お風呂やプールで利用可能なんでしょうか?
新型iphoneSE(第2世代)が2020年4月15にちに発表されました。
iphone11では防水性能は最大仕様のIP68になりました。
新型iphoneSEはお風呂やプールで使用しても大丈夫なのか?
この記事では新型iphoneSEの防水機能について確認しています。
目次
新型iphoneSE(第2世代)の防水性能はiphone8と同じ
結論からまとめておくと新型iphoneSEの防水性能はiphone8と同じ。
新型iphoneSEで防水機能は以下のようになります
- IP67なので完全防水ではない(あくまで耐水)
- お風呂やプールは耐水の対象外
- 水中に入れるなら防水ケースが必須
理由に関しては下記の中で詳細に説明していきます。
新型iphoneSEの防水機能はどこまで大丈夫?
iphoneSEの防水機能はIPx7相当と記載されていました。
そのため防水機能があるとはいえず耐水というレベルでした。
では新型iphoneSEではこの防水機能はより強化されたのか期待していました。
そして新型iphoneSEの詳細スペックが発表されアップルのホームページで確認してみました。
防沫性能、耐水性能、防塵性能
>>>IEC規格60529にもとづくIP67等級
iPhone SEは防沫性能、耐水性能、防塵性能を備えており、実験室の管理された条件下でのテストにより、IEC規格60529にもとづくIP67等級に適合しています(最大水深1メートルで最大30分間)。防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。iPhoneが濡れている場合は充電しないでください。クリーニングと乾燥の方法についてはユーザガイドをご覧ください。液体による損傷は保証の対象になりません。
アップルとしては新型iphoneSEの防水性能は見た目の通りiphone8から向上しなかったということになります。
だから新型iphoneSEの防水機能については過度な期待はしてはいけないってことですね。
では一度IP67という防水機能について確認しておきましょう。
IP67の6は防塵性能、7は耐水性能を示しています。
IPx7相当の防水機能は以下のように国際的にIEC規格として規定されています。
この保護等級の中でIPx7は防浸形と定義され、
「一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没してもい内部に浸水しない」
ということを満たしているということになります。
そしてIPx8だとどういう規定になっているかというと
IPx8は水中形で
「継続的に水没しても内部に浸水しない」
という規定になります。
そのためIPx8と書かれていれば水の中でも安心して使えそうな気がしますね。
下記の図に防塵、防水について纏められた表を貼っておきますね。
引用:http://www.avccorp-jpn.co.jp/technicalguide/pdf/IP_2014.pdf
でもアップルが仕様として記載している通り新型iphoneSEの耐水レベルのIPx7。
水にかかる、一瞬水の中に落としてすぐに拾う。
そんな生活防水というレベルになるんです。
防塵機能としては最高レベルなんですけどねぇ。
また、アップルは注意書きに
「永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります」
と書いています。
これは部品の間に耐水のため挟まれているゴムの部品は経年劣化するということを意味しています。
どうしてもゴムは時間と共に劣化してしまうのでこの耐水性能もいつまでも使えるというわけではないんです。
また、iphoneのSIMカードトレイ部分にもゴムパーツが付いています。
もしSIMカードの乗せ換え時にこのゴムパーツ部分にゴミが挟まり隙間があったとしたら。
少しの隙間なら浸透圧の差で水が浸入することないかもしれませんが危険な状態だともいえます。
新型iphoneSEの防水機能はお風呂で使っても大丈夫?
上で説明したように新型iphoneSEの耐水性能はIPx7となるので水中で使用することは保証されません。
その性能を理解した上でお風呂で使えるのかというと、
無理しない方がいい
という話になります。
有名なYoutuberの皆さんがこぞって新型iphoneSEを水没させた動画を投稿しています。
その動画は全部大丈夫という結果にはなっています。
しかしながらアップルの保証外だということをお忘れなく。
またお風呂で使わない方がいい理由としてはもう1つ。
お風呂の水は水ではなくお湯だからです。
IPx7の性能はあくまで真水を対象としたものです。
お風呂のように湯気や蒸気を意図していないし常温の水での確認結果なんです。
だからもうお湯で使うこと自体保証対象外になってしまうということなんです。
精密機械は熱にも水にも弱いです。
じゃあ海やプールであれば大丈夫ですか?って話になりますが
海は塩水
プールは塩素水
ですから純粋に水ではないのでやっぱり保証できないということになります。
さらに極め付けは
アップルもドコモもauもソフトバンクも
水没により故障した場合は保証の対象外になるということ!
なんです。
関連記事:スマホの防水機能はどこまで大丈夫?水没故障した場合の補償は?
故障の原因が水没であれば保証されないので修理費は全額負担になるってことを理解しておきたいですね。
だからスマホはそのままの状態では水につけるということは決してオススメできるものではないとなります。
また上の章でも説明しましたがゴムの経年劣化や隙間があった場合。
みただけではわからないところから水没し故障。
そうなってからはどうしようもないですからね。
新型iphoneSEは水中で使えないのか?
新型iphoneSEは水中で使うことに拘るのであれば、専用のケースを購入することをオススメします。
それでもケースは水没故障を保証してくれるわけではありません。
しかしながら耐水性能のある新型iphoneSEと防水性能をうたい文句とするケースとの組み合わせ。
すこしは安心感も増すことでしょう。
それに専用のケースであれば写真を撮影するときも画質の低下も少なくなるように設計されていますからね。
少し値段はかかりますが安心感をお金をだしてプラスするという感覚でいかがでしょうか?
ちなみに新型iphoneSEとiphone8は同じサイズなので同じケースが使用可能です。
わたしのオススメとしてはカタリストのケースが実績があるので安心できるケースですね。
安いケースはその分、質も性能も怪しいので購入する場合は注意してください。
新型iphoneSEに使用する防水ケースの選び方
じゃあIP67のiphone7だけど水の中やプール、ディズニーの夏イベントでの撮影を安心してするために
防水ケースを購入したいと考える人も多いですよね。
そこで困るのが
防水ケースってどれを選んだらいいの?
値段も安いものから高いものまであるけど何が違うの?
ということ。
実際iphoneの防水ケースを調べてみると
ソフトビニール製の防水ケースとiphone7専用の防水ケースがあります。
値段も安いものから高いものまで。
どちらのタイプを選ぶかは用途によって変わってきます。
そのあたりを考えながらiphone7の防水ケースの選び方を教えますね。
ソフトケースを利用するメリットデメリット
ソフトケースを利用するシーンとしては
一時的に防水機能が必要になる場所で使用する場合
となります。
たとえば、お風呂、プール、海、川で使用する場合ですね。
もしくは釣りのように水の近くでいつ落としても安心のために使用することも考えられますね。
ソフトケースのメリットは
- 価格が安い
- 取り扱いが簡単
- iphoneの機種を変えても使用可能
- 経年劣化が少ない
などがあります。
ソフトケースはハードケースに比べて価格が安いので購入しやすいという面が大きいですね。
構造が単純なのでコストが下げやすいというのもあります。
袋にiphoneを入れてビニール上部をしっかり締めるだけなので取り扱いも簡単。
またいってしまえばただの袋なのでiphoneの機種を変更しても使用可能だということ。
iphoneを買い換えてのサイズが大きくなっても、アンドロイドに変えても使用できますね。
構造が簡単でパッキンなどのゴムの劣化を気にしなくていいため長年使用可能というのがあります。
また、ケース自体にストラップがついているものが多く首からかけて使うことが可能。
海や川で落としたり流される心配が少なくなるのがいいですね。
スマホを入れてもケース自体が水に浮くものもあるので水中にもぐることがなければ選択するのもありかもしれません。
逆にデメリットは
- 大きい
- 普段からケースに入れておくと使いにくい
- 写真の画質が下がる
- タッチパネルが効きにくくなる
やはり袋状になっているのでスマホ本体よりかなり大きくなるのがつらいですね。
普段からいれたまま使用しようにも本体は持ちにくいし、タッチパネルは効きづらくなるし。
写真を撮るにもビニール越しになるのでどうしても写真の画質にも影響してしまいます。
ハードケースを利用するメリットデメリット
ハードケースはスマホのケースもかねた設計になっています。
常に防水機能を必要とする場合
という人におすすめするケースです。
通常のケースとして使用できるように薄く造られています。
それでもまあ多少なりとも大きくなりがちですけど。
ハードケースなので普段から落下や砂、塵、水など色々なものから防ぐことができます。
また、自転車などのナビとして使用する場合も雨の影響を受けないようにできますね。
ハードケースのメリットをまとめると以下のようになります
- 普段からつけておける多きさ
- 落下や水に対する安心感
- ケースのまま操作可能(指紋認証も可能)
- 写真画質が落ちないよう工夫されている。
普段から使用できるサイズなので防水ケースをつけたままでも使用できる。
商品によっては指紋認証にも対応している。
防水機能だけではなく落下などの衝撃にも強くなるので常に安心したい人に向けのケース。
また専用ケースなのでレンズ付近の透明度も考えられており画質の劣化が最小限。
水中写真を撮るならこの画質に対する部分は重要ですね。
逆にデメリットは
- 取り付け取り外しが大変
- 隙間のゴムパッキンは経年劣化する
- iphoneの熱が気になる
- 値段が高め
- 本体を変えると使えなくなる
ケースが薄くしっかり取り付けする必要があるので取り付け取り外しが大変。
ケースのパーツの境目にはパッキンがついているがゴムは経年劣化するので注意が必要。
またiphone自体を密封するので熱を持ちやすくなりますね。
気温の高い日に外でiphoneを操作しているときにやけに暑いなと思ったことありませんか?
あの状態でケースに密封してしまうのでかなりの熱が内部にこもりiphone自体にも影響でそうです。
防水ケースとはいえ、炎天下のもと動画の撮影のようなiphoneに負荷をかけるのは辞めたほうがよさそうです。
そして何より値段が高い、本体専用ケースなので機種変更で無駄になる可能性がある。
この2つが大きいですね。
信頼の置けるケースはそれだけで1万円前後しますからね。
安いケースだと隙間の対策が適当なので長く使うには怖いには怖いですね。
あとはスマホケースなのでストラップが付けられないものが多いのです。
そのため川や海で使用しているときに手を滑らせて沈んでしまったり、流れが激しいときは流されてしまったりする可能性があります。
そうなるとさすがにお手あげなのでケースにストラップ付けられるものが安心です。
新型iphoneSE防水ケースランキング
ちょうど新型iphoneSEPlusのサイズにぴったり。Plusは通常のスマホより一回り大きいので他のiphoneでも使用可能。
水辺でも安心してスマホやカメラ機能を使うことができました。指紋認証も通常通り使用できます。
ネックストラップだけでなくとアームバンドも付いているので、持ち運びに便利な方を使えるのもありがたいです。
iphone7/8専用のハードケース。
iphone7/8にしか使用できない欠点はあるものもその値段の安さからお手軽に使用可能なところがおすすめ。
ただし安い物なので来年の夏も使用するつもりっていうのは避けたほうがいいかもしれませんね。
多分パッキンがダメになっているので。
何回も落としましたがガラスに割れはなく、お風呂やキッチンでも気軽にiPhoneを使えて快適です。
充電コードは純正品でないと入らないコードもありますが、純正コードの差し込みの形をよく見て 似たようなものを買えば問題ありません。
通話も全く問題ありません
しかもいまなら値下げもされていて定価から数千円安くなっているのでお得感満載。
新型iphoneSEの防水機能のまとめ
- 新型iphoneSEの防水性能はiphone7と同じIP67であること。
- IPx7の防水は生活防水であり水中で利用することは想定されていないということ。
iphone7発売後には水没させて故障したいう話もよく聞きます。
どんな製品でも100%完璧ということはないですから製品のバラつきから耐水性能が弱い個体を購入してしまうこともあります。
これは十分理解してください。
その上でも水に濡れても大丈夫なところで利用するならケースの利用を検討してくださいね。